スタイリスト業は、制作,マネージャー、タレント、ヘアメイク、芸人など様々な人達と会話を交わす。
話が長い人、上手な人、苦手な人 沢山の人と会う。この中で話が「上手な人」「得意な人」の特徴は何かというと“リアクションが大きい事”なのだが、世の中には一定数「感情を表に出せない人」もいて、会話に悩む事もある。ここに関しては、感情を表に出すトレーニングをするしかない。。。
会話は分かりやすく言うと、1曲の歌を歌うように、起伏を作って話すと良い。1曲を【一定の音階と声量】で歌ってしまうと誰にも届かないように、歌が上手い人は、静かに歌う時もあれば、サビで声を張る事もある。更に裏声に持っていき、聴取を圧倒させることもある。
会話もこれと全く同じで、オーバーリアクションの時もあれば、真剣な眼差しで話を聴くこともある。つまり、話に高低差をつける。それが相手に“親身になって聞いている”というアクションに繋がり、好印象を届ける。
そう言われても、人見知りの人は メリハリが上手に出来ないから悩ましいのだが、、、。それでも、いつか上手に会話ができる事を夢見て、日々人と話す練習をしながら 真摯に向き合って行くしかないだろう。

正直大人になって、会話が「こんなにも大きく仕事に影響する」とは夢にも思わなかった。昔の津野の様な何者でもないただの大学生には、会話の重要性を説いてくれる大人は1人もいなかった。
津野が大学生だった2000年は、ネットも繋がらずYouTubeもない。よって、民間企業の開催する「コミュニケーション講座」にでも行かない限り良質な情報が入ってくる事はなかった。
カツカツ生活の大学生は、講座に足を運ぼうとする気力すらないものだ、、、。学校には、人と話す事よりも研究に熱心な大学教授はいたが、「コミュニケーションスキルを上げろ!」なんて言う教授は1人もいなかった。。。
しかし、今は違う。ネットインフラは整備されYouTubeでは、どのビジネスマンも「コミュニケーションこそ全て」と語っているし、学生にもその大事さは届いている。羨ましいものだ。
津野もある程度仕事で上手くいき、25年の仕事人生を振り返った時に 【会話スキルこそが全て】で、専門部分の能力の差分は、どのスタイリストも50歩100歩だと知った。
敢えて能力の差を語るならば、スタイリストは「服を着る人」「仕事を作った人」の意向にどれだけ【忠実に寄せれるかどうか】が全てで、0→1を作る力というよりも、「リサーチ力」「仕事相手への共感力」がモノを言う。
自分勝手なコーディネートさえ組まなければ、センスは見よう見まねでなんとかなる。
ちなみにこれは、スタイリスト業に関わらず、どの仕事もそうだと思う。
例えば、映画で言えば監督の意向、物売りで言えば顧客の好きなモノ、会社で言えば社長の考え方、に寄せに寄せきった“愛情たっぷりの人”が最終的に勝つ世界である。

この様に、各職業の専門分野はリサーチ力でカバーし、会話で差をつけよう。ビジネスで必要なのは会話。会話で最高の居心地を提供できたら、顧客リピートにも繋がるし、営業にもなる。
会話で口コミを呼び寄せ、旋風を巻き起こそう。初めは小さな口コミの渦も、それが伝染すれば大きな渦となって時代を作る。
歌を1曲歌う様に、話に抑揚をつけ、サビで盛り上がって大きなリアクションを取り、静かに引いていく。単調な歌い手にならないよう気をつけよう!

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