親切とお節介の違いは、【求められる行動】かどうかに集約される。例えば、
①タレントが着てきた服を、帰る時までに勝手にアイロンをしてあげる。これは【親切】。しかし、帰る時に「アイロンしておきました。」と伝えるのは【お節介】だ。いちいち恩着せがましい。
②収録後、食べなかった弁当をスタッフが持ち帰る為に、持ち帰り用の袋をそっと弁当の傍に置いておくのは、【親切】。先に帰るスタッフに対して、袋に入れた弁当を手渡しするは【お節介】。弁当が荷物になる人もいる。
③ご飯を食べ辛いアシスタントに「一緒に食べない?」と声をかけるのは【親切】。「先に食べな!食べな!」と促すのは【お節介】。師匠やタレントが食べてないのに食べれる訳がない。
この3つの違いが理解できるだろうか。【親切】は全てさりげなく【お節介】は全て求められていない。
目の前の相手は「何をされたら嬉しいか」を心底考え行動に移すと【親切】になる。しかし、相手の立場や相手の意思をガン無視した行動は全て【お節介】と言われる。ココが出来る人、出来ない人の分岐点。

人は【お節介】をされるくらいなら、放っておいて欲しいと思うもので、求められていない行動を取り続けると人は離れて行く。
「どう考えても今動くと、相手は喜んでくれる」と確信出来るモノに関しては積極的に動いていこう。
ただ、津野が長く働いていて思う事は、「今動けば確実に喜ばれる!」と分かっていても動けない人が8割。逆に「今動いても大して喜ばれないだろう、、、」と分かるのに動いてしまって【お節介】をかましてしまう人が8割だ。
特に【親×子供】のやり取りで、この光景を目にする事は多い。大概の親は「子供の為を思って、、、」と言いながら、自分の欲求を押し付ける為、【お節介】を焼いている。
子供からしたらタダの迷惑なのに、「貴方の為を思って、、、」なんて言われても、聞くはずはなく。当然、子供からは「浅いなぁ、ウチの親は、、、」と思われている。次第にそれがエスカレートし、うざ過ぎて親を無視するようになる。
【お節介】は人間関係を破滅に追い込み、無視に繋がる事を理解しておこう。要求されない事をしてはいけないのだ。

良い人間関係を築くには、程よい距離感が必要。3大ポイントは「期待しない」「要求しない」「批判しない」と脳科学者の中野信子氏は言っている。
皆、他人に「期待」されるとキツイだろう。アレやってコレやってと「要求」されるとキツイだろう。
【お節介】を焼くという行為は、「相手が喜んでくれるだろう」と勝手に期待して、頼まれてもない事をやる為、「期待」と「要求」の2つを同時に行なっている事になる。。。つまり、最悪だ。
求められない事をやる事が、どれだけ悪か理解出来るだろうか。。。ここを社会人になる前から特訓しておくと、目の前の相手が「求めている事」が手に取るように分かる様になる。
スタイリストの専門業務は 実際の現場で覚える事が1番なので、学生時代はむしろ「相手が欲しいものを、どれだけ さりげなく用意できるか、、。」に注意して過ごそう。
簡単に言うと「気が使える人になる」と言う事だ。そうしてくれると、我々は教える事が少なくなるので助かる。
今日は【親切】と【お節介】の違いに付いて書いた。【親切】な人は、さりげなく相手が必要なものを提示出来る。その為には、人を見抜くリサーチ力が必須。相手の心を読んで、半歩先を さり気なく動こう。

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