レギュラー番組のスタイリストが他の人に変わった。担当するタレントと 半年ほど前から、「コミュニケーションが取り辛くなってきた、、、」と、うすうす感じていた矢先だった。やはり、長年培ってきた感は当たるものだ。
今回は夜のレギュラー番組だった。勿論、衣装合わせのタイミングは必ず行った。しかし、ある時から意見を求められる事がなくなり、ほぼマネージャーさんと決めていた状態。「これは良くない環境だ、、、」とは思っていた。
夜のレギュラーという事で、そこに集中して行ってしまうと、翌日のコーディネートチェックは出来なくなる上に、子供と会える時間もなくなる。タダでさえ1日に子供と会える時間は1時間しかないのに、この時間まで無くなることは避けたかった。
とはいえ、ほとんどの収録をアシスタントに任せ、衣装合わせの10分ですら、ロクに話もしないと心離れて行く一方だ。。。もう10年近くお世話になっている方なので、2年続いたが、そろそろ潮時だったのかもしれない。。。
マネージャーからは申し訳なさそうな顔つきで「津野さんには2年レギュラーを世話になったので、そろそろ別のテイストも入れようとなりまして、、、」と言われた。悲しいが納得である。グゥの根も出ない状態だった。
当然だが毎週毎週ガッツリ寄り添ってくれるスタイリストの方が良いに決まっている。ファンにとっては また、来季からは違う雰囲気で服装を楽しめるようになるだろう。。。

結局は、担当と どれだけ密度の高い時間を共有したかが,継続の条件だ。津野がもう少し時間を割いて、メイク中に熱い話を繰り広げていたら、続けられた可能性はある。しかし、コーディネートチェックと子供に会う時間を天秤にかけた時に、番組に時間を使う決断が出来なかった。
これによって年間200万円近くの収入を失うことになるが、自業自得。他で頑張るしかない。
レギュラー番組はスタイリストにとっては安定収入。一本あるだけでも生活はかなり安定する。しかし、収入と引き換えに濃密な時間を共有しないと、番組を下ろされることもある。
過去何10件ものレギュラー番組を担当したが、正直津野のスケジュールで レギュラー番組にスタート〜終わりまで、ガッツリ付き添う事は ほぼ不可能。2013年に初めてのアシスタントがついた時から、全てのレギュラー番組はアシスタントに任せていた。
TBS「王様のブランチ」など早朝の番組だと、世の中がまだ動いていないので、番組に時間を割くことは出来た。メイク中 ゆっくりタレントさんと話して番組開始の送り出しまで伴走できた。よって、毎回 信頼関係を育んで強固にできた。
しかし、昼や夜はリース、コーディネートチェック、子供との時間もあって伴走はできない、、、すると案の定去っていった。解決出来ない、難しい問題である。

番組自体は服さえあれば良い。しかし、人間は感情で仕事をするので、服だけ届けていては心は離れて行く。話さないといけない。もっともっと話さないと信頼関係は築けない。話さないと固かった信頼も離れて行く。その事は知っているが、出来ていなかった事が今回の反省点だ。
沢山仕事をすればするだけ、担当タレントと話す時間は失われる。アシスタントが話し上手だとある程度 繋ぎ止める事は出来るが、それも限界がある。
そう考えると、これ以上の仕事の増加は見込めないと思っている。
年間撮影数1000本はいけたとしても、年間2000本は厳しいだろう。それは仮にアシスタントが10名いても無理な気がする。理由はひとえに 津野が直接担当タレント、マネージャーと話す時間が無くなるからだ。
そうなると、これからの規模拡大はどうするか、、、そこを真剣に考えないとこのままスケールしないまま,ただの1スタイリスト として人生を終えるだろう。これからの歩みを考える良い機会となった。
2年間のレギュラー本当に有難うございました。お世話になりました🙇
来季からの活躍も応援しております‼️

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