アシスタントだった子達との交流

プロフィール

津野の元を離れ、スタイリスト業やアパレルで働く元アシスタントは7名。その他に、アシスタントは辞めたが交流が続いている者が数人いる。

彼女達は、驚く程の安月給で 過酷な日常を共に過ごした仲間だ。今のように給料体系も整っていないのに、文句1つ言わず数年間仕えてくれた。

これは一重に、津野の人間性を認めてくれていたからこそだろう。彼女達とは今でも交流が続いている。

中には、「私に来たスタイリング依頼なのですが、スケジュール上やれないので津野さんやれませんか?」と仕事を振ってくれたりもする。。。驚くべき事である。

「その辺の知らないスタイリストに振るくらいなら、津野の方がクライアントに迷惑をかける事なく、良きに仕上げてくれるだろう」という信頼の元に振ってくれているのだと思う。互いを良く知っているからこそ成り立つ、仕事のやり取りである。

先週は、津野の携帯に 半年で辞めたアシスタントの賃貸の更新連絡がきたので『不動産に連絡して』と伝えたら、

「津野さんお久しぶりです!!たまに卒業生の◯◯さんと飲みますよ。」と報告を受けた。

その2人は、アシスタント期間が全く被っていないにも関わらず、共通の話題が「津野真吾」というだけで仲良くなっていた、、、。有難いことである。

上記から読み取れる「仕事を続けて行く上で、大事な事」は2つ。

歳下に好かれる人間でいること

仲間を大事にすること

①津野は現在45歳。ほとんどのスタッフは歳下になってしまった。。。スタイリストになって、たったの15年で歳下だらけ、、、。それだけスタイリストの世界は若者中心の世界だ。

タレントは20代が圧倒的に仕事量が多い(特に女性)。順じて我々スタイリストもその年代が1番仕事が多い。

その20代タレントと気が合う人でないと、仕事にすらありつけない。「年下が苦手、、、」なんて言っているとスタイリスト業を一生の仕事にする事は到底出来ない、、。

更に性別を飛び越えて愛される必要がある。若手のタレントは、同性の若手スタイリストと仕事をする機会が多い。話はあうし、ケアもし易いからだ。マネージャーも、同世代が1番安定する事を知っている。

気が合うと言う事は、気心が知れると言う事なので、プライドの高いスタイリストや、接し辛いスタイリストは致命的。

年下から良い意味で馬鹿にされたり、面白がられないと好きになってくれない、、、。この時点で、ただ真面目に仕事をしていてもダメな事は理解できるだろう。対話で負けてあげる技術が必要になる。

中には、実直な性格で凛として、大いに尊敬される大御所となって仕事を頂くスタイリストもいるが、それは技術力で のし上がった本当に限られた極々トップ層の人間のみだ。その真面目なトップ層だってユーモアとセンスは少なからず必要である。

タレントで30代40代になっても仕事がある人は、激戦を勝ち残ってきた中堅タレント。そこのスタイリストになって、一生ベッタリで生きていくスタイリストもいるが、それは神のみぞ知る巡り合わせであり、狙って出来るものでもない。

巡り合っただけ相当ラッキーではあるが、不祥事でタレントが1発退場するかもしれない不安と闘いながら、共に一生を過ごす事になる。

タレントで50代なっても仕事がある人は、相当な大御所、、、そこに就けるスタイリストは ほぼいないし、20代のタレントのように、仕事量はない。

よって、スタイリストは若者に好かれる人間像を作って行かなければ直ぐに世代交代の餌食となる。。。今学生で何をすれば良いか分からない人は、後輩や異性から「どうしたら好かれるか?、、、」を研究する事も大事な準備となるだろう。

②次に仲間を大事にする事。

世の中には、アシスタントをコマ遣いし、【期間限定の人】とだけ思っているスタイリストも多くいる。

弊社に入ったアシスタントから聞いたのだが、「ウチに来る前に就いたスタイリストは、アシスタントを殴っていた、、、」なんて報告も上がってきている。

自分さえ良ければ良い」と思っている人間を慕う人なんていない。期間限定のお付き合いだろうが、アシスタントにとって人生の師匠は1人だ。師匠がお慕い出来ないと、アシスタントの人生そのものも色あせるものである。

自分さえ良ければの例をもう一つ。

アシスタントも終盤に差し掛かってくると、手を抜く人も沢山いる。雑用は後輩のやるものだと決めているタイプである。逆に、終盤も引き続き頑張って、後輩の面倒や手伝いを買って出る人もいる。

スタイリストで最も重要なのは、人間性。この両者のその後の将来がどうなるかは、火を見るより明らかであろう。自分が困らないように、若い頃からマインドは育てておくべきだ。

アシスタントは、半年で辞めようが3年いて独立しようが、仲良くしておかないと自分がピンチの時に誰も救ってくれない。

津野はよくアシスタントが足りなくなって応援を呼ぶことがあるのだが、アシスタントOBが手配出来なかったら、辞めた子にも声をかける。そうやって沢山救って頂いた。

辞め方が酷かったとしても「若気の至り」として理解し、共に過ごした歴史の方に目を向けてあげる。その方が良好な人間関係は作れるものだ。誰にでも間違いはある。特に津野は沢山間違えて今に至る。自分も失敗し、許して頂いたからこそ今がある。

失敗を理解してあげる器をもって、他人と接して行かなければ、誰も自分に就いてこない。人生をより良いものにし、仲間を増やしていく為には、“許す”という技術も必要である。

この様に、歳下への接し方は若いうちから学ぶに越した事はない。出来るだけ長く仕事を続けて行く為に、下の世代からも慕われるよう努めて行こう!!

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