弱き立場を大事にする

プロフィール

津野がLEON編集者の渡邊くんと話している時に、奇妙な現象が起きた。

津野は取引先からの電話を受ける時、周りにアシスタントがいる時は必ずスピーカーにして、電話の内容をメモらせる。理由は、いちいち伝書鳩をするのが疲れるから。

今回も同様にメモらせようとしたが、内容は「明日の撮影宜しくね。」という ただの挨拶電話だった。そもそも わざわざ電話してくる所が素晴らしいし、丁寧なのだが、、、、。その瞬間、アシスタントの紅葉と雅が後ろから、

「渡邊さん私達は明日行けないんですけど、また仕事振って下さいね。次こそ行きたいんで✌️☺️」と声をかけた。

コレはどのクライアントに対しても ない事で、レアケース。アシスタント2人にとって、レオン編集部は、「アシスタントを人として見てくれるから好き」と話していた。

特に渡邊くんは、アシスタントにガンガン話しかけ、優しく愛されるキャラクターをしている。

翌日、渡邊くん本人に「どうやら、この世界で、アシスタントを1人の人間として、まともに接する人は少数派みたい。貴方好かれてるよ。」と伝えたら、彼はとても嬉しそうだった。

コレは決して「その他のクライアントが、アシスタント達を雑に扱っている」というわけではない。「師匠が目の前にいる状態で、敢えてアシスタントに話しかける人が少ない」という統計的な視点である。

ここからわかる事は、皆が皆、自分に注目してほしいと思っているということ。ひいては、存在を認識して欲しいと思っている。

しかし、立場上 師匠が表に立っていて、注目され辛いアシスタント達は、自分達を大事に扱ってくれる人を、特にお慕い申し上げるのだ。

スターバックスの元社長岩田さんは、「1番立場が弱い人間に寄り添える人間が、真のリーダーだ」と言った。

彼はゲリラ訪問した自社店舗の店長ではなく、バイトに話しかける。「何か困っている事はないか?」と尋ねるようだ。

【1番立場が低い人の救いになる。】これは出来そうで出来ない。

我々の世界で言うと、どこのアシスタントも続く子は10人に1人。「どうせ辞めるだろう」が付きまとう上に、師匠が嫉妬深い人だと、

クライアントとアシスタントが、自分よりも仲良く話していると苦虫を噛み潰したような顔をする人もいる。

その辺を加味すると、取引先としては、師匠であるスタイリストだけに話す方が安牌(あんぱい)だ。

しかし、皆が立場の低い人に話しかけないからこそ、そこを自分から取りにいける人間が強い。

よってこれからは、今の3倍外部のアシスタントや、日の目を浴び辛いスタッフに 話しかけて行こうと思う。

スタイリストとして長く働くと、クライアントはほぼ年下。下世代と仲良く出来ない人から業界を去る羽目になる。次世代を大事にする事に早いうちからシフトしていきたい。

ファッション誌の編集者、スタイリストみたいな仕事は何故かツンケンしていて、尖っているイメージが強い。カメラマンコーキもそれは感じていたようで、もっと怖い雰囲気だと思っていたようだ。

確かに分かる「保育士とスタイリストどっちが怖いと思う?」と言われれば、100人が100人スタイリストと答えるだろう。

イメージが,悪い職種だからこそ 丁寧に接すればギャップで好きになってくれると思うのである。特にエンタメ業界にいる、ヘアメイクやカメラマンのアシスタントは、我々年配スタイリストを「怖い」、「粗相があってはいけない」と思って接してくる。

そこにベロベロに優しい人が1人でもいたら、一目置かれるだろう。その立ち位置を総取り出来るように、励んでいければ幸いである。

何事にも早く気付いて、他人が気付かないところに気付いていける人間が、勝つと思っている✌️☺️✌️

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