イメージを覆せ

プロフィール

ファッション誌「LEON」の編集長から

「20年ぶりだなぁお前と仕事をするのは、、、芸能の方 行っちゃったから、もう仕事をする機会はないと思ってた。ファッション誌もやってくれるんだな。」と言われた。

スタイリストのジャンル越境が難しい点はここにある。スタイリストと言えども各人得意ジャンルがあり、弊社は誰がみても芸能だろう。それは、インスタグラムを見れば一目瞭然。

ファッション誌を生業とするスタイリストのフィードは、構築された背景に奇抜なファッションモデルが羅列される。

津野のインスタは、背景がリアル空間(スタジオの壁だったり、テレビ局のネームプレート前だったら)のタレントだらけ。それはそう思う。

メンズファッション系の師匠を出たはいいが、津野のフィードは概(おおむ)ねタレント男女だ。

「過去どんなスタイリングをしてきたか、、、」というスタイリストの歴史に目を向けてくれるクライアントはいない。いないというか、調べようとする時間はない。

今回の媒体のリースで久しぶり行ったPRESSでも、「津野さんファッション誌やるんですか?タレントの方かと思ってた。」と言われた。

津野はメンズファッション誌とメンズ芸能を半々でスタイリングする師匠の元を卒業し、その流れを受け継ぐように、同じ比率で雑誌と芸能の道を進んだ。

師匠と違うところと言えば、レディースもやる様になったという事くらい。しかし、独立4年目にはファッション誌の出版社から出禁をくらい、芸能だけになった。そこから10年近く芸能に浸っている。

その軌跡の中で、PRESSや編集者側も会社を転々と移動,既に津野が過去 バリバリファッション誌をやっていた時代を知るものは1割未満。

今回はその1割の中から、1人だけ津野を思い出してくれた編集と繋がってLEONを受けるようになった。非常に有難いことである。それも、偶然赤坂のビルですれ違った事がキッカケだ。

「久しぶり、しんごちゃんスタイリスト業 頑張ってるね。噂は聞いてるよ。今度ウチの雑誌もやってよ。」と言われて約束通り仕事がきた。

あの1秒のすれ違いがなければ、一生芸能のスタイリストとして終わった可能性は高い。やはりチャンスは、外にしか落ちていないと思うのである。

いざファッション誌をやると、アルマーニだろうが、GUCCIだろうが当日にアポが入る。コレがタレントだと、本国の確認も含めて1週間近くかかるので、とんでもない違いだ。ファッション界がいかに、イメージで動いているかが分かるだろう。

高級ファッションのイメージが確立しているLEONと、イメージを検討しないといけないタレントには大きな差があるのだ。

今回は「人はイメージでなんでも片付ける。」という事を学んだ。つまり【目指すイメージ】を上手に作っていければ、仕事は来やすくなる。

津野は独立して間も無く、芸能は好きだから そのうち仕事が来るだろうが、「ファッション誌は能動的に動かないと来ない」と見越して、営業ブックを持って各編集部を頻繁に回った。

LEON、オーシャンズ、メンズノンノ、メンズジョーカー、FINE  BOYSなどなど、、、。結局仕事をくれたのはLEONとFINE  BOYSだったが、動かなかったら絶対に来なかった会社である。

よって新人は、「能動的に動かないと仕事が来ないジャンルには長期目線の営業をしかけるべき」と思っている。そして、肯定的に「また来たの?」「しつこいねー」そう言われるような、エネルギー量をもって仕事を取りに行こう。

良い師匠を出たから黙っていても仕事がくると思っていたら、大間違いだ。ぶっちゃげそんなに甘くない。。。師匠と貴方は何もかも違う。師匠は自分のブレーンを紹介した人に過ぎないフリーランスは結局オフェンス力である事を勉強する事になるだろう。

ちなみに、ウチは今くらいの仕事のバランスが丁度いい。ファッション誌は もう少し増やしたいが、増やし過ぎても芸能に手が回らない。芸能を増やしすぎても、ファッション誌が入る隙がない。

弊社の目指すべきところは、ジャンルを超えて広域をカバーするスタイリングなので、引き続きタレント、声優、アーティスト、ファッション、広告、イベントと年代を分けずにスタイリング出来ると幸いである。

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