必ず返信する

プロフィール

LINEが未読のまま、数字が沢山残っている人を見る事がある。他人の携帯を意図的に覗く事はないが、目に入る事はあるものだ。その時に「この人、スルーしてる、、、」とちょっと否定的に思う事がある。

津野も返し辛いLINEはある。

①先方に対して、衣装が集まりきる時期が分からないのに、集まる日を提示するように言われた時

②衣装を集めてみないと分からないのに、衣装費がいくらになるかの見積もりを求められた時(広告はいつもこれで困る)

③インスタでタレントのプライベートに関して質問された時

④心を抉(えぐ)り取られるような、無神経なLINEを頂く時

様々だ。完全に文句を言われているLINEに関しては、返信する事はないので削除するが、返せるものは全て返す気持ちでいる。

例えば、①②先方からの問い合わせに関して、、、

世の中に存在しない【難しい衣装】を指定された時は、作らないといけない。よって、既に我々スタイリストだけで手に負える問題ではなく、作れる人のスケジュールも擦り合わせて答えないといけないから、返信が滞りがちになる。。。しかし、なんとか絞り出して早急に目標日を設定するようにしている。

ここを放って返信を遅らすスタイリストは多いと思う。。。ただ決断を遅らせると、迷惑をかけるだけになってしまう。

最も気を使うのは、③インスタグラムに届くファンからのメッセージ。ファンの皆様は推しのタレントの全てを知りたいが故、答え辛い内容を送ってこられる。つい先日来たものは

・プレゼントしたいから、服のサイズ感を教えて欲しい。

・どういう想いで、このコーディネートにしたのですか

この辺。津野自身の事なら何を聞かれても答えるが、お世話になっているタレントさんの【アレコレ】を晒すのは、守秘義務違反だと感じる。特に身体的な事は答え辛い。。。

どういう想いでコーディネートを作ったか、、、に関しては、「作品の事」「タレントの事」「企画の背景」を考えた上で衣装集めをするが、集める前に津野がイメージする「こんな感じにしたい!」が果たせない事もある。理由は、貸し出しのタイミングだ。展示会準備で借りれないこともあるし、他の人が該当のサンプルを借りてる事もある。

現存する東京にあるサンプル衣装では、イメージ通りの物がない事があるのだ。。。

しかし、ファンの皆様は成果物しか見る事は無い。よって、そこから逆算して思考される。「このスタイリストは何故この服にしたのか、、、?」てな具合に。それをそのままぶつけられると、返しに困ったりもする。だって,思い通りでないコーディネートもあるからである。。。我々にとっては、発注から撮影までの衣装収集期間が十分で無い事もあるのだ。。。

マザーテレサは、愛情の反対は「無関心」だと言った。LINEのスルーはまさに無関心だ。④心を抉られるようなLINEでも、スルーすれば楽。しかし、マザーテレサの言葉が頭の中でリフレインして「返さないと誠実ではない!」思ってしまう。

これは過去に、「自分がLINEしたのに返って来なくて嫌な想いを沢山した」という経験に基づく。「せめて、自分だけでも人のLINEを無視しないジャンルに行こう!」と思っている。

最近はプライベートで嫌な気持ちになる事があったのだが、ちゃんと返信はしている。。。返信をしないというのは、【逃げ】だ。誠実とは『困難からも逃げ無いこと』なのでは無いだろうか。。。

アシスタントの中には「今日で辞めます」という人もいる。会社の事を気遣う余裕もない ことは理解できるが、困難から直ぐに逃げる人は誠実ではない。彼らは、「相手と協議した上で落とし所を見つける」という作業を怠っている。

津野も以後の人生で逃げたくなる時は、多々あるだろう。しかし、逃げるのではなく、しっかり話して決着をつけていく人間であろうと思うのである。

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