成功とは異常な事である。津野はスタイリストとしては成功したかもしれないが、それ以外では失敗ばかり、、、「一度成功した人は何でも成功する」という言葉は迷信だったのだろうか、、、。
チュロス、不動産投資、ブランド、リース屋全てにおいて“それなり”であり、成功とは程遠い。UNIQLO柳井社長の1勝9敗という著書もあるが、1勝9敗ならまだ良い方だ。スタイリスト津野の飛び込み営業の成功率は1勝19敗。100件営業して5件スタイリングに至る程度である。苦労して手に入れたチャンスも1度のスタイリングで終えることも沢山。有名どころでいうと、松岡茉優さん、土屋太鳳さん、佐野勇人くん、杉野遥亮くんあたりは営業の末、数回 声はかかったが続けられなかった。
津野はそれでも良い方だ。今でも指名してくれるリピーターに囲まれている。。。スタイリスト、ヘアメイクの中には、声をかけて頂きたくとも声がかからない人も沢山いる。職業ごと辞めてしまう人もいれば、師匠は辞めて弟子が生き残るパターンも数多く存在する。
こんな状況なので、既存で頑張っているスタイリスト、ヘアメイクの中にも事務所に忖度をする者も沢山いる。自分の食いぶちを繋ぐ為に、事務所への忖度も作戦であり、生き残る術!必要不可欠だとは思う。生き残り合戦は熾烈(しれつ)である。
最近では タレントチームのスタイリスト、ヘアメイクが芸能事務所に忖度をした結果、雑誌社が呼んだカメラマンを完膚無(かんぷな)きまでに懲らしめた例もあった。今回はその話をしよう。。。
今回地方で一緒になったカメラマンは2人のスタイリストとヘアメイクの名前をだして、敵意剥き出しで怒っていた。内容は以下である

「津野さんスタイリストAとヘアメイクB知ってますか?こいつらマジでクソっすよ。以後この2人が出てくる撮影はNGにしろと、編集部にプレゼンしました。」と言った。
AとBは津野も同じチームとして、何度も撮影を共にした優秀で有名なヘアメイクとスタイリストだ。2人とも日本1有名な女優を担当するスペシャリスト。Bは、津野と仲が良い。。。Aもよく知っている一緒の映画のキャンペーンを回ったことがある。
流石に、カメラマンが目の前でブチ切れている状況で、AとBと仲が良い事実をお話する場面ではなかったので、「うん、うん、」と悩みに耳を傾けた。
カメラマンは上記の2人と仕事をした際に、
Aから「今のライティングでいくつもりなら、あり得無いので、足切り(靴は写さない)でバストアップで撮って下さい。」と言われ、
Bからは、「このライティングで🆗のつもりですか?無いんですけど、、、」
と言われたようだ。
詳しい事は分からんが、AとBは、他人の課題に土足で入った事は明確だ。仕上がりをチェックするのは、編集部。AとBは立場をわきまえていない。。。
仕上がりに対して、我々技術職がしゃしゃるのは違う。唯一反論を言えるのは、タレントのマネージャーくらいである。しかし、マネージャーは静寂を保っていた。
ちなみに、カメラマンはかなり優秀な人で津野も何十回も撮影を共にしているが、沢山の事務所から指名を取るイケイケのやり手である。彼がそんなに大きなミスをするはずはない。
結果、マネージャーが裏で首を傾げたのを見たAとBが、事務所に忖度して 文句を代弁した可能性は高い。そうでなければ、編集部やカメラマンからしたらタダの傲慢なスタッフだ。
ただ、津野としては、どうもAとBが自分の意思で文句を言ったとは思えないのも事実。。。
このケースでは、マネージャーと編集部が話すべきだったと思うわけだ。技術職の我々が出てきて,バトルした所で、撮影にヒビが入るだけ。話がややこしくなるだけで、やってはいけない。
しかしAとBのように、事務所との繋がりや、タレントへの愛情の増大から、境界線が見えなくなるスタッフもしばしばいる。これを思うと、この様な修羅場を掻い潜りながら生き残るのは、簡単な事ではないな、、、と思うのである。

仕事上の成功を勝ち取るには、必ず長く厳しい闘いが待っている。その道の上には上記のように、クライアントを守る為に掟破りをしてまで、体を張ったプレゼンをする者もいる。。。そうやって、なんとか食いぶちを繋ぐ。。。そうでもしないと、仕事で結果を残せないケースもあるのだ。
昨日サンプルセールで会ったティーニーランチの代表も、「仕事はなかなか結果が出ないので、苦悩する日が沢山ある。そう言う時は、外に出て運動する事で、脳内のバグを解消する」といっていた。。
「仕事に対して、運動は分かりやすく結果が身体に出るから、成功体験を獲得しやすい。運動習慣は今後も続けていく、今は体脂肪率が9%だ」と言った。
どの業態の人も成功が異常事態だと言うことを身を持って知っている。
津野はよく「覚悟が全て。覚悟がない奴は、直ぐに諦める。」と言っている。
極端だが、「この仕事で成功を掴めないのなら死んでも良い」と覚悟が決まった時、初めて不可能は可能に向かってゆっくり歩き出すと思っている。
フリーランスになるなら、覚悟を決めて勝負しよう。時間を集中投下しよう。

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