スタイリストは見せ方を気にしろ

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スタイリスト業は、タレントチームのテンションを上げる仕事である。商売を営む、どの仕事もテンションが上がった時に購買に至るわけで、これはスタイリスト業に限った事ではないが、特にスタイリストは上げないといけない役割だと思っている。

街歩きをする時に、ショーウィンドウを見る事があるだろう。例えばルイヴィトン、GUCCIのショーウィンドウを見て「可愛い😍」となったら、足が止まる。そして、モノを見たくなって中に入る。

この衝動をスタイリストは大事にしないといけない。つまり、洋服を提案する時 控え室に入った瞬間の1番 目に入る場所に、一押しのバリ可愛コーディネートを置いていないといけない。

置き方も重要だ。ただ置いていたって可愛いとはならない。店のショーウィンドウもMDが死ぬ程こだわるように、スタイリストも一押しコーディネートの置き方は研究するべき事案である。

大事な事は「何処がこのコーデの推しか」を分かるように、提示する。例えば

・JK+シャツならば、シャツの出る部分の面積の配分を考え、1番可愛く見える方法で提案する。

・明らかにトップスの襟部分が可愛いならば、スカートやパンツは見せなくても良いわけだ。

・置き方もただ置くだけではなく、ポケットに手を突っ込ませたり、歩いたりしているように工夫する。

「ファッション誌の物撮りと同等に組み立てろ!」という事である。

津野はアシスタントに「ファッションの物撮り写真を見た事があるか?あの様に控え室におけ!」と指示している。そもそも「置き方を しっかり考えたのかどうか、、、」が1番重要で、そこに気を使えない人は、商売の極意を全く分かっていない事になる。

ユニクロでインナーダウンが爆発的に流行ったあの時期に、インナーダウンを右奥のコーナーの見え辛い部分に配置するような事である。推しがどれなのかを分かりやすく提示する技術。これはマストの能力。

我々プロとしても、集めた全てのコーディネートを120点にする事は出来ないものだ。。。60点もあれば90点もある。だとしたら、タレントさんから見て120点に映る可愛いやつを先頭に持ってくる事は、気遣いの一貫だとおもうのである。

しかし。ほとんどの人はそれを実行していない。理由は簡単、面倒だからだ。

いつも言っているように、面倒を自分から取りにいけないやつは、将来死ぬ。それを若い時代から体に染み込ませないといけない。

昨日はアシスタントから「コーディネートのチェックをお願いします。」と言われて事務所に行ったが、「本当にコレが一押しですか?」と疑問のコーデが先頭に飾ってあった。

基本的にウチは、「テンションが上がる一押しから先頭に、順番に並べて欲しい」と言っている。なのに、その行為を直ぐに忘れてしまう。。。よって、先頭から三つ目までみて、可愛くないコーディネートが組んであると、明らかに機嫌が悪くなる。。。

なぜなら,「アシスタントとして、数年やってきた歴史があるのに、この3つが一押しかよ、、、」と呆れてしまうからだ。。。

機嫌が悪くなると 互いに気分が悪くなる。これは会社として本当に良くない。。。だから「せめて前の3つだけでも可愛く仕上げてくれ!!」と願っている

見せ方は服だけにこだわった事ではない。スタイリスト本人の立ち振る舞いも同じである。置き方しかり、人間しかりだ。他人の気分を上げる仕事という事は、その方法は服だけに限らず、貴方のコミュニケーション能力も同じと理解しよう!!

先日大変なロケを終えられて、第二現場に来た女優さんが心底疲れていた。。。そんな事も知らず,津野は最近あった不幸な事をお話ししたら、それだけで女優さんは気分は上がり、第二現場のステージも元気はつらつで登壇された。

服も素敵な上に、心のケアまで手が届けば鬼に金棒。事務所さんは貴方をメガリピートするだろう。

スタイリスト、ヘアメイクは、気分向上の役割も担っている。となると貴方がやるべき事は、海の様に大きい心で、タレントさんを受け入れる器と、虹のように明るい立ち振る舞いである。

他人の気分を上げれる人のことを、価値のある人という。スタイリストとしての見せ方を、服と人 両軸で勉強していこう!!

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