サイズは数字でみるな

プロフィール

津野は170cm60キロ。日本の成人男性の平均は170cm65キロなので、ほぼ平均。ちなみに、成人女性の平均は157センチ53キロ。

スタイリストとしては、上サイズにも下サイズにも近い数字で、最高の体型をしている。様々な体型が1番理解出来る体型だろう。

更に、商売をやるには背が高くない方が懐に入り易いので、この身長に産んだ母には ハイタッチしたい気分だ🙌

人のサイズは星の数程あり、平均体系やモデル体系の方のスタイリングは最も簡単である。なんでも入るという事が、どれだけスタイリストにとって有難いことか、、、詰める手間はあれど、入ってしまえばこっちのもん。

ただ、モデルにとっては借り物が大き過ぎるのは難点。サイズ感の違いを誤魔化す為、腕を捲ったり、ベルトでウエストマークを施したり それなりにやる事は沢山ある。

ちなみに、ウチで1番大きな方は186㎝100㎏の大男。(ウエストは105㎝、足のサイズは31㎝)

特殊体系の人がいればいるだけ、スタイリストの技術力は🆙するわけで、彼が弊社のお客様である事は願ってもない事である✨

つい先日も120㎝〜170㎝の方35人を担当させて頂き、弊社一同の「技術力とリサーチ力の向上」に繋がった。お仕事として勉強させて頂けるのは、有難い事である。

津野は大きい人のJKを羽織った際に、手の指まで隠れたら身長190㎝。両手の指を左右に広げて、ちょうど親指と親指が重なったらウエスト78㎝という風に、自分の身体を使って瞬時に数字を弾き出せるようにしている

理由は、PRESSでのリース時間10分で、メジャーを出す暇はないからだ。そんな事をしていると、30分後のお客様が来店されショールームで スタイリスト渋滞を引き起こしてしまう。。。

他にも身体的なことを言うと。

靴を履いて指が縦に4本入ったら28.5㎝。指を広げた「親指の先から中指の先端までは22㎝」と言うように自分を理解している。

よって、サイズ表記に惑わされる事はない。サイズ表記はブランドによって全然異なる。先日購入した厚底スニーカーのgrounsは、実寸は表記の2㎝下。29㎝を購入しても27㎝の人でピッタリ。

Y-3はXSでも180㎝でちょうど良い。つまり、信じれるのは自分の経験とサイズ感覚のみだ。

これを分からずにリサーチに行くと、お店で1時間悩む事になり仕事にならない。よって、過去どれだけ真剣にサイズと向き合って過ごしたかが,肝となる。そのうち手で測らなくても、見ただけで大体のサイズ感が分かるようになる。ここまでいけば達人の域である。

我々には衣装渡しという、仕事の受け方がある。その名の如く服だけが 地方や海外に行く。その時に、当然だが完璧なサイズに詰めてお渡ししないと、クレームとなる。事前のフィッティングが設けられる事もあれば、フィッティング無しで写真で決定される事もある。

その時に「どれだけ相手の体の作りを見抜けるか」が決め手となる。「少しでも緩かったら、仕事に集中出来ない」と言われ、キツ過ぎたら着用すら出来ない。ウエストの問題に関しては「ベルト入れておけば良いでしょ?」と思われるが、そういう問題でもない。

ベルトで無理矢理しめると、余った生地を前見頃に集中させる事となり、パンツのヨレが如実に現れる。よって、ウエストが少しでも大きいと詰めてお渡しし、ベルトは飾りとしてお渡しする。

先日は、歌唱イベントの衣装で173㎝の女性のジャケットを用意した。彼女は身長もさることながら、袖がめちゃくちゃ長い。178㎝の人の袖丈である。そのJKをアシスタントに用意させたが、「サイズいけます!!」とは言われたものの、肩と丈は合うが袖丈は全然足りてなかった😨あぶない、あぶない、、、。

急遽、袖を修理して限界まで出して貰って事はなきを得た。正直 当日マイクを握る事を考えたら、更に袖丈は必要だったが、用意したJKではこれが限界。更に 1から別の物を探す時間もなく、少し足らなかったが大事には至らなかった。

この様に我々スタイリストのスキルは、経験から来る「サイズ感覚」と「先読み力」である。これがアシスタントには、圧倒的に足らないと思っている。

過去沢山サイズで失敗したからこそ光る、危機管理能力を発揮し、未然に失敗を防ぐよう努力している。

「もし入らなかったら、、、」「もし大きすぎたら、、、」そこをどれだけ真剣に考えれたか考えずにきたかで、能力が分かれる。

A番組は、ずっと座りだからパンツ丈は5㎝長くしておこう(座るとパンツ丈は5㎝上がる)。

Bの写真撮影は立ち落としと、座りの両方のカットを撮るから、パンツ丈は座っても 立ってもおかしく無い丈に仕上げよう。

Cパンツ👖はテーパード(裾に向かって細いタイプ)して裾幅16㎝で細いから、丈は余らないようにピッタリサイズ。

Dパンツ👖はワイドシルエットだから5㎝長めにして、裾を弛ませてリラックス感を出そう。

などなど服に合わせ、媒体に合わせて柔軟に対応できる様になるには、若い時に異常な程の量を経験する事がマストである。

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