ウチに合うアシスタントの話が議題にでた。現役アシスタント曰く「男女共に女の子じゃない事」が独立まで生き残る条件だった。確かにその通りだ。港区感が漂うディズニー好きのアシスタントはウチにはいない。カリソメの夢物語に動じない現実的な人間が揃っている。
私服もフリフリしていない。やはり津野の色はアシスタントの空気感に、存分に影響が出ている。過去、女なのに、男みたいな人間ばかりが独立して行った。ちなみに男で独立した人間は1人もいない。
内面を具体的に言語化すると、ストイックで合理的、感情の起伏が一定でストレスに強い,良い意味で余計な事を考えない人間が残っている。
休みがどうこうとか、フェスに行きたいとか、その辺の誘惑を一切排除した“戦士”みたいな人間ばかりだ🤣
何故この様な人間が残るか、、、それは、津野のアシスタントだからだろう。津野と同じ、生き写しのようなタイプである。というわけで
「師匠と同じ思考に染まれる素養のある人間だけが、独立まで残るんだなぁ」としみじみ感じている。
元々そういう人間が残った訳ではなく、一緒にいる間に同じタイプになったということ。毎日毎日、意識統合する事で徐々に社長のコピーとなって行ったのだろう。

コピーが良いことなのか悪い事なのかは知らんが、とりあえず所属していれば、行動力はつく。沢山の案件を丁寧に処理し、スピード感をもって実行に移すという「行動力」だ。。さらに3年も所属していれば、隙間時間をうまく活用する天才に成長していく。
年間964本という日本①撮影件数の多いスタイリスト(自社調べ🤣)の当たり前が手に入る。という事は、将来1000本を超える弟子が生まれてもおかしく無い。
日本①のスタイリストの感覚は人によって様々
・「誰をやっているか」が日本①の指標になる人
・「モードファッションの世界で名前が通る人」が日本①の指標になる人
・ウチのように「撮影本数」が日本①を決める指標になる人
など、様々だ。
いづれにしろ、スタイリストで何処かの分野の頂点に立つ人間の近くにいる事は、その人達の当たり前を肌で感じる意味で大事な事だ。
津野の師匠もかなり名の通った大師匠だった。彼の「細かさ」や「着せ方の精度」、「スピード」「コミュニケーション」を近くで感じれた事は、若い時代の財産となった事は間違いない。
「修行とは真似をする事」なので、良いペースメーカーになって頂いた気はしている。

人は其々の当たり前を持って生きている。その差が開けば開くだけ、プレッシャーとストレスを感じる。よって、社会人1年目は「今までの当たり前が全く通じない」という意味で本当に大変そうである。これは、どこの会社に行っても同じで、ついてこれない人達は、鬱っぽくなり「五月病」と診断されてしまうのだろう。
具体的に何が大変かというと、【細かさ】である。大人は失敗しない様に細かく細かく調整する。大体は、それについていけない、、、学生からすると「そんなの変わんねーよ。」というレベルで細かく無難に仕事を進めるので、そこに先ず嫌気がさす。津野は小さな頃から大雑把な学生だったので、大変苦労した。
人生において20代前半は、1番誘惑の多い期間だ。「周りは遊んでいて自分だけ働いている、、、」という切ない気持ちになる事もある。
ただ、人生はそこそこ長い。スポーツと人生は後半からが面白いと言われるように、20代前半は能動的に誘惑を断つ勇気をもち、淡々と経験を積み上げ、20代後半からまくっていこう!!
最後に勝つのは、先に人生の時間を他人に与えた者である。

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