ブランディング

プロフィール

アクセサリーを多く取り扱うアタッシュドプレス(セレクトPR会社)がある。東京では3社。そこの社長と話した。

PRESS業を始める時に、沢山のアクセサリー店に声をかけたが、冷たい対応を受け取引先は増えなかった。しかし、ドブ板営業で1店1店取引先が増えていくと同時に、信用が集まり一気にクライアントが増えたという。

初めは どの会社も信用付けに必死、信用をつけてしまえば、雪だるま式にドンドン取引会社が増える。スタイリストと同じである。だからこそ初めてうまく行かないからと言って諦めてはいけない。

PRESSはスタイリストと同じで、スペースの確保が大事。スペースを最大限活かしながら、置けるギリギリのLINEまで受注を受け、規模拡大を目指す。

その中でも先駆者的な会社は、スペースは守りつつ受けるクライアントを“様々な条件で絞って”売上拡大を狙っている。皆、やりたい事では無くて、やれる事に向き合って生きている。

人の生命の時間と確保できるスペースは限られている。「何かを得るならば、何かを捨てなければならない」という事だ。

これは当然タレントでも同じ現象は起きる。売れれば売れるだけ露出制限を厳しくし、価値向上を図る。ドラマは3番手以下は受けないとか、作品のエンドロールも「先頭露出がダメなら、最後のトメに流してくれ」とか色々と注文をつける。

価値が高まれば、それなりの広告もつく様になり、更に高見に行く。初めは年間契約500万で受けていた広告が、いつしか2000万になり、4000万になる。ちなみに2000万円を超え出すと日本ではドラマ主役級になる。それを年間10本やったりする。この様に単価は、ドンドン上がっていき、“日本を代表するタレント”と言われるようになる。

では、スタイリストはどうか、、、。結論、タレントの様に上振れはしない。どんなに予算があっても1本200万円以上の仕事は基本的にない。どんなにランクが上がっても裏方は裏方。1本1000万円クラスになりたいのなら、自社メディアを使って認知を広げ、自分をタレント化しないと無理だ。98%以上の仕事は1本50万以下。それを積み重ねて膨らますしかない。悲しい話である。

手前味噌ながら津野は「1本3万円なんですけど、やって貰えますか?」という依頼を受ける事がある。スタイリストの基本料では1体3万円が多いので、そこに標準を合わせているのだろう。しかし、3万円でやれる仕事にはかなりの制限がある。よって何でもかんでも3万円で打診はNGだ。

あまり分かっていない担当者は、どう考えても予算のある仕事でも3万円と言ってくる。知識が足りないので仕方ないが、これは失礼に当たる。先ずは社内の先輩にリサーチをし情報を入れてから、スタイリストに直接聞いて欲しいと思う。

結論、スタイリストとして価値をあげるには2通りしかない。

①自分をタレント化して希少価値でぶち上げるか、

②日本を代表する高予算の媒体しかやらないブランディングを作り、多目に技術料を取るかである。

その昔、津野と同期で卓越した才能のスタイリストがいた。彼はauのCMで時代物の一点衣装を作り、るろうに剣心の衣装をデザインした。「彼にしか出来ない」を作り上げた天才だ。

彼くらい価値が上がれば、多くのギャラを取れる可能性は出てくるだろう。しかし、これはスタイリストの中でも稀中の稀である。

感覚が一般的で、世間とのバランス感を重要視する津野とは、真逆の存在。よって津野は自分をタレント化するしか価値を上げる方法はない。

各会社、各フリーランスが独自のプランとブランディングで上を目指している。資本主義の素晴らしさである。ここに仲間入りしたければ、初動で諦めず、自分にはどの道が作れるかを想像する事だ。「コレだったら自分にできる!」が見つかったら速やかに実行して行こう。時間はかかるが、そのうち芽はでるだろう。

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