浅香唯さんのヘアメイク押田さんにインタビューした。押田さんは62歳。ヘアメイクを自分から辞める決意をしているが、まだ続けている。
仕事がなくて辞めるパターンではなく、もう稼ぎきって稼いだお金を使いきれないから辞めるパターンだ。今月だけでもファッションのカタログが10件も入っており、その他にもタレントの仕事もあり、大忙し。
彼はなんとアシスタント半年の頃から16歳の浅香さんに直々に指名を受けて、そこから40年もヘアメイクを担当している。当時の浅香さんといえば、今でいう今田美桜さんクラスに大活躍だったので、それを「半年で担当!!」と思うと快進撃である。
当時、ご指名を受けた時は、
「まだ,アシスタント半年なんでメイク出来ないけど良いのかな?」と思いながらも、メイク本を片手にメイクしていたと言うから驚きである。
押田さんの印象は、陽気で柔らかいオジサン。62歳とは思えないほど服装は若く、いつも明るい服をきている。英語も話せる。
初めましてで何のストレスもなく話せる、入りやすい空気と容姿をお持ちで、柔らかい。誰とでもすぐに仲良くなれる、清潔感の塊のような人だ。
自己主張はあまりせず、聞かれたら答える心地の良いコミュニケーションを得意とする。
過去に、Can Cam、ViVi、non-noの年間表紙担当も経験した事がある凄腕のメイクさんである。
彼のスタイルは一貫しており、担当タレントさんの前で他の担当タレントの話は一切しない。理由は、「他のタレントの話を聞いて気持ちいい人は居ないから」だと言う。
「ヘアメイクが好きなわけではなく、お金を稼ぐ為の手段がメイク業だっただけ、、、。」と答える変わった人だ。
ただ口ではそう言っているが、津野から見ると技術力は抜群に高く、担当タレントさんへの愛情に溢れている。百戦錬磨だなぁと思わされる事が多い。

津野は恐れながら言わせて貰うと、押田さんとそっくりである。
服が特に好きなわけではなく、稼ぐ為の手段としてスタイリストをやっている。マネージャーを辞めた時に、ヘアメイクになるか、カメラマンになるかで迷ったくらいだ、、、。
相手の出方を待ってコミュニケーションを取り、スタイリング提案するタイプで、「提案して」と言われない限り自分からコーデを進める事はしない。
コミュニケーションもスタイリングも主役は、自分ではなく相手。時に、調子に乗って自分の話す時間が多くなると、即座に他の人に振るようにしている。
基本的には自分が抱えている他の担当タレントさんのことを、こちらから敢えて話す事はしない。。。
理由は押田さんと同じ。いつでもお客様は「自分が1番大事にされたい」と思っているからだ。
加齢とともに、ライバルだったスタイリストが続々と仕事を失っていく中、似た考えの方が62歳でバリバリ現役として活躍している事実は 津野にとっては安心材料となった。
「スタイリスト業は、いつか先細りしていくだろう、、、」と下を向くのではなく、「いつまでも指名が来る人もいる」と未来が明るい事を知れた。もっともっと前を見て歩かないといけない!!

押田さんと話して思った事は,やはりフリーランスに必要なのは人間性だと言う事。
技術は二の次、【技術、個性】は いくらでも後付けできる。人間性さえ最高であれば、技術が足りてなくてもお客さんはついてくる。しかし、人間性がいまいちだと技術だけではどうしようもない、、、。
押田さんがかつて、メイク本を片手に芸能界トップスターの仕事を受けていた事が、その証明である。この事実を知っておいて損はない。
時間をかけるべきところは、①人間性②技術だ。
キツイ人、柔らかい人、嫌味な人、親切な人、お節介な親、過保護な親、様々な人に揉まれながら、誰とでも上手に付き合っていく力。
大人になるまでにどれだけ、多種多様な人間に揉まれて人生経験を積んだかである。
具体的には、共感力、協調性、気遣い、愛嬌がフリーランスで生き抜く要になる。大変な部活、厳しいバイト、殺伐とした社内でも愛される、最強の人間的魅力を積み重ねていこう!!

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