マネージャーは、案件が降ってきた瞬間に、お馴染みのスタイリストのスケジュールを確保する。
「津野さん、10/9入りそうなんですけど行けますか?」とりあえず、メイク、スタイリストを押さえないと仕事が進まないので、直ぐに連絡をくれる。
コチラも即答する。「行けます!」「津野は行けませんがアシスタントは行けます!」などなど。
マネージャーからは、「有難う御座います。仮キープで!!」と言われる。
なぜ、仮か、、、と言うと、話が入った瞬間に我々スタンバイチームを押さえる為、その後の展開や内容次第では無くなる事もあるからだ。
で、話が一旦途絶える。。。たまに、そのまま追加連絡を忘れていて直前になっても連絡が来なくて、「因みに何の媒体のどんな取材ですか?」とこっちから問い合わせる。結局直前になってバタバタと集める事になる。

恐らくマネージャーは、スタイリストがどの様な手順で服を集めてくるか分かっていないので、この様なバグが生まれる。
当然だが我々は、芸能人の名前と案件を言わなければ、借りれない。PRESSはスタイリストが「誰の何の媒体で借りにくるか」をジャッジしてから、スタイリストのアポイント時間を進める。
つまり、マネージャーは「誰の何の案件で、どう言う取材か」を伝えないといけない。ただ、お互いの欲しい情報には相違がある。
「マネージャーはスタイリストの身柄を確保したい。」「スタイリストは誰の何の案件かを知りたい。」この相違がストレスを生む。
ただ、マネージャーの言い分も分かる。とりあえず身柄を押さえて、「詳細は決まったら言うから、一旦黙っとけ」だと思う。しかし、TVであれば「番組名くらい依頼の段階できてる、、よね、、、」と思うわけだ。
更に言いたい事もわかる。「番組名、取材名を伝えてしまうと、津野が受けれなくて別のスタイリストがやる事になった時に、他スタイリストのスタイリングが特定されてしまう。その守秘義務がある。」
だから、時間が取れてから伝えたいのだろう。。。それは良い。それは良いが案件詳細を追加で伝える事を忘れるのだけは辞めてほしい。
連絡が来なかったら、そのうちコチラから問い合わせるが、問い合わせるまでの時間にもっと素敵な服を集められる可能性はある。その機会を失っている。
我々、スタイリストは毎日何らかの案件でリースをしていて、1日でも早いと もともと入っている別の案件と混ぜてリースを入れられる。すると、2度行く手間も省ける。何より、1回目に行ってあったものが、2回目になると別の人に借りられていてない時もある。それが最も機会損失だと思うのだ。
極力沢山のPRESSルームで探してあげたいと思うので、時間は早いに限る。
先日はめちゃくちゃ時間が無い中でLIVE衣装を頼まれて泡吹いた。LIVEのような“晴れ舞台”の衣装はどのアーティストも気合いが入っているので、時間をかけて集めたい気持ちである。

そして精算になると途端に連絡が取れなくなるマネージャーさんも難点だ。「無事に事が済んだから一安心。」という気持ちは痛いほど分かるが、時間が経つと互いの会社の決算にぶつかってアタフタしたり、請求する頃には制作会社が潰れていた事もそれなりにある。
よって、稼働日にはその場で請求先を教えて頂けるとお互いの為に有難い。
何事も仕事相手とコンタクトを取る時には、【持っている全ての情報は渡す。】という形にして頂きたいものである。

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