撮影毎にタレントさんの着用写真を撮影する。
目的は、
●前回の撮影の時と《色や形》を変化させる為の記録、
●誤って他タレントさんに着せた服を、着せない為の配慮、
として写真に残す。
その写真は記録とはいえ、ウチの資産・財産。
撮影の中でも、最も良い写真を残したいと思っている。
ココには《ヒトを楽しませたい、喜ばせたい》という弊社の理念がある。
アシスタントが複数人いる中、撮影に行きたくても行けなかった人の為、「現場に行けた人は素敵な写真を撮って来て!」と伝えてある。
撮影には行けなかったが、アポイント、返却をやってくれた仲間への配慮だ。。。
しかし、いつしかこのルールは「着用写真を記録として残す」という意味に転換され、ただ撮っただけの写真が上がってくる事もある。
他人を喜ばそうという時に、ネックになるのが面倒くささだ。面倒が念頭にくると人はサボる。
良い写真を残そうと思うと、撮影補助をしつつも隙間で「このカット最高!!」というやつを何枚も何枚も携帯で撮らないといけない。
かなりの手間である。しかし、手間をかけたものは人の心を打つ事を忘れてはならん。
スタイリストを目指している人間は皆、ビジュアルに興味がある。ビジュアルが良い物を見て感動し、生き甲斐を得る人が多い。よって、その様な写真を仲間に残す意志が必要である。

《ヒトを楽しませたい、喜ばせたい》という人間の代表格として、小学校の時、クラスの人気者でいつも周りを楽しませ、笑わせる人は居なかっただろうか。その人は天性の商売人である可能性が高い。
小さな頃から人の笑顔の為に、面倒をかって出た勇者である。
人は大人になるまでに、自分を良くも悪くもを「私はこういう人物だ。」と理解する。自分は人を喜ばせるタイプではないし、あの様にはなれない。なりたくもないと思うかもしれない。
しかし、仕事とは分かり易く言語化すれば
●どう他人の役に立つか
●どう人を喜ばせるか
の【競争】だという事を忘れてはならない。
そして、目立った者、目立ったアイテムから順に売れていく。商品や人物を目立たせる為に広告を打ったり、評判を回したりするわけだ。
つまり、
皆様は自分の貴重な時間を使って、面倒だけど他人を喜ばせた時に、お金を貰える。
すると、自ずと小学校の人気者の様な事をしないといけなくなる。

たかが着用写真1つであっても、「手伝ってくれた仲間を喜ばせよう」と試行錯誤する行為は、将来仕事を上手にやる上で 必ず必要なスキルとなる。
日常から、他人へのサプライズが習慣の人物像を作っていこう。
お客様を喜ばせる。仲間を喜ばせる。上司を喜ばせる。後輩を喜ばせる。
津野は、これを日々伝える事に人生を使って行こうと思う。
熱量を大切に!!!
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