スタイリストは中間管理職

プロフィール

お貸しや恵比寿店(https://www.instagram.com/okashiya_rental_official?igsh=NHI2YTF6emFqdTk2&utm_source=qr)に毎日10人近く出入りする様になった。「お貸しや」は服のキープは無料なので、キープされてお帰りになって、翌日そのほとんどをバラしたり、探し物でLINEをしてきて、先方に送信したら「違う」と戻されバラしたりは日常茶飯事だ。

どのスタイリストもクライアントに振り回されながら、真面目に取り組んでいる光景が目に取れる。

津野も同じように、今でも「コーディネートを突き返されて、相手の思惑に寄り添うスタイリングに作り変えて再度送る」を繰り返しているので、気持ちが分かる。

この様子を目にしていないスタイリスト志望の学生は、ちょっと嫌になるかもしれない。。。スタイリストは、あくまで成果物の1つを形作る要素でしかなく、仕事を作った人が最も権限を持ち、成果物を左右できる。

これを数年体験すると、仕事を作って発注する側の方に回りたいと思うはずである。中には「コーデの写真を事前に下さい」とお願いしてきて、1発目のコーデには必ずイチャモンをつけて、集め直しをさせる人もいる。こちらの落ち度が存分にある分には受け入れるが、そうでもない時もイチャモンをつけられるので、毎度怒りのような悲しい感情になる。そのような取引先に自分がならない様に、弊社も気をつけて行かねばならない。

キープしたモノをバラされると店側としても打撃。しかもキープが大量であればある程、他に貸し出せるアイテムも貸し出せなくなり、ジレンマをかかえる。中にはキープしたまま忘れてしまうスタイリストもいるので、キープ期間を過ぎても連絡して来ないスタイリストにはこちらから連絡をする。

津野はスタイリストとして生きてきたので、借りる側の気持ちが非常に分かる。よって、何度バラされてもイラついたりはしない。「何案件も重なるとそりゃー1件くらい連絡忘れるわ、、、」と仕方なく思っている。

人間はロボットのように、正確に仕事をこなすわけではなく、優先度の高いところから順に対応していく。どんなにキープしてもお金のかからないリース屋は優先度が低いのだろう。ただ、それで良い。

スタイリストの気持ちのわかる衣装屋のスタンスでいれば、長い間店を運営していける。ただ存続しているだけで、他は自滅していく事はスタイリスト業で経験済みなので、バズってないけど いつも人がいる「街中華」のような存在でいる事が目標である。

スタイリストとして、悩んだ様々事を活かし、後輩スタイリストが少しでも楽になる様に出来れば幸いである。

・思い通りにならないコーデの保険の倉庫になる。

・急にお願いしても店を開けてくれる可能性がある

・3万円しか貰えないギャラでも黒字に出来る

東京にいる3000人のスタイリストのサポーターになれるよう今後も気持ちの良い対応をしていければ、幸い。本当はあと1フロア増やしたいので、売上を着々と確保しつつ、バズらないように時間をかけて規模拡大を目指したいものだ。

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