仕事は、仕事前の人間関係作りが1番、2番目に本来の仕事だ。スタイリストであれば、スタイリングは2番目の仕事となる。
ここを誤解していると、「仕事を真面目にしよう。真面目にすれば報われる」と思う。しかし、火のないところに煙は立たないように、関係が出来ていない所に仕事は生まれない。
大概の人は、与えられた仕事に夢中になる。初回は、【スタイリングの仕事】と【関係性作り】の両方に没頭しないといけないが、2回目からはスタイリングよりも圧倒的に関係作りだ。
過去、沢山の仕事を失ってきた経験から言わせて貰えば、関係が希薄になったところから徐々に仕事が消えていっている。。。
津野が現場でスタイリングに費やす時間は着替えの10分程度、それ以外の全ての時間は関係作りに費やす。この事からも明白なように、スタイリングにかける時間は、仕事全体の微々たるもの。関係性作りに比べて費やす時間の比重が何倍も違う。
どんなに忙しくても、「津野さん何しに来たの?」と言われても、スタイリング自体が終わっていても、1分でも会いに行くのは、スタイリングをする為ではない、関係性を維持する為だ。
つい先日1日一緒だったヘアメイクさんが、ロケ中あまり話さなかった。若手だったので、コレからの方なのだろう。チームに貢献しようという想いから仕事にほぼ100%打ち込んでいた。それはそれで素晴らしい事だ。しかし,津野は大御所のヘアメイクともよく仕事をする。その人達は まるで手を抜いてるかのようなフランクなスタイルで仕事をする。話し込んで“直し”を忘れる事も多々ある。でも、また呼ばれる。。。これは何故だろうか。
答えは関係性が出来ている為、「あの人なら仕方ないか。」を手に入れたからである。
一般目線だと、「大御所になれたから、手を抜く仕事をしても良くなった。」と思うだろうが それは違う。手を抜ける程 フランクな関係性を作れたから、リピートされまくって大御所になれたのだ。

目線を変えるという点で、似た様な例をあげよう。CoCo壱の創業者の宗次さんは100万円を借りて、CoCo壱を起業したのだが、その一部をいきなり地域団体に寄付している。その時のインタビューで、
「経営は苦しいが、世の中にはもっと困っている人がいる。こうして元気に仕事が出来るだけで幸せだ。」と語っていた。
借りた金を寄付する根性は見上げたもんだ。この様に金持ちになる人は、金持ちになる前の段階から、寄付をするという話が沢山ある。
🇺🇸アメリカの鉄鋼王アンドリューカーネギーも、貧しい時から寄付をしていたようだ。そのような心の持ち主だから、金持ちになれたという事。
仕事も同じで、仕事そのものではなく、関係性の構築を第1の目標に置いていれば、現場で全く違う動きになる。間違っても現場で黙って作業する事は無くなるだろう。。。
全員が全員、仕事は真面目にやる。皆が頑張るところを同じ様に頑張ったところで、差分は出ない。競合が気付かないところに気付いていこう。

要点を掴む事が上手い人、要領が良い人というのは、場を俯瞰でみて優先順位を取捨選択し、成果の出る最短の方法から取り掛かる。
スタイリストでいえば、複数ある案件から 短い時間でサクッと終わるコーデから取り掛かる様なもんだ。要領が良いとライバルの2分の1の時間で同等の効果を出す。
となると
①仕事は何の為にするのか、、、を要領よく考えてみる。
・お金のため
・使命のため
・役にたつため
色々あるだろうが、1番は次に繋げる為だと思う。次というのは、同じ会社からのリピートもあれば、そこから紹介される他の会社の仕事も含まれる。
となると、
②次に繋げるには何をすればいいか、、、その答えは真面目に作業をする事ではない。関係性を育てる事だ。
では、関係性を育てる為には何をしないといけないか、、、それは、社交辞令と思われない世間話だ。
これを知っている大御所たちは、一見 不真面目なように見せて しっかり関係性を作りリピートを取りに行っている。
仕事の目的は何か、人はどういう人と仕事をしたいかに視点を絞って要領よく仕事していこう!

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