誰もしなかった粋な計らい

プロフィール

塩田一期くんのカレンダーイベント2日目に、本人が菓子折りを買って来た。マネージャーさんからではなく自腹で、、、。いかにもその様な事をやりそうな方ではあったが、持って来られた時はぶったまげた。今までそんな人が1人も居なかったからだ。。。

カレンダー発売イベントとなれば、どんなに小規模でも10人くらいのスタッフが出勤する。内訳はこうだ。我々控室組が5人(マネージャー、メイク,スタイリスト、スタイリストアシスタント、制作)、そして、会場には“剥がし”と言われる タレントとお客様の接触を均等の時間に保つタイムキーパー、グッズ売り場に2名、お客様の誘導役に2名〜4名。

この方々に「今日も宜しくお願いします。」のお菓子を持って来た。芸能界は差し入れ文化が蔓延している。1つの作品(ドラマ、映画)のクランクイン(撮影初日)や、バラエティの特番収録では 前室と呼ばれるスタジオ前の部屋のテーブルに、ズラッとお菓子が並ぶ。このお菓子は各事務所が会社の経費として買ってきたもので、タレント本人からではない。

広告撮影の時に、クライアントさんに対してタレントから「私を起用してくれて有難う御座います」お土産を渡す時はあるが、これも全て裏ではマネージャーが名店をリサーチして、午前中に買いに走っている。

我々 控室組は、なんて事ない普通の日にタレント本人から頻繁にお菓子をもらう事もある。時に手作りのお菓子、時に入手困難なお菓子など。しかし、イベントスタッフ全員に「2日目も宜しくお願いします」なんて言葉を添えて“粋な計らい”をする人間はなかなかいない。

タレントがテーブルにお菓子を広げた時、「こんな事をした人は1人もいない。素晴らしい👍」と伝えて、一気に彼のファンになった。

誰もしない粋な計らいを自分からする】これをやられると記憶に定着しやすい。彼の事は一生覚えているだろう。

自分を手伝ってくれるスタッフへの配慮は忘れてはならない、、、と思わされる1件であった。

津野はアシスタントにすら 地方ロケのお土産を買っていかなかった人だ。彼とは真逆にいる、、、。「お金が掃いて捨てるほど貯まったら、買って帰ろうかな?」なんて思っていたが、この手の人間は、お金が貯まったとてお土産を買って帰らない事は理解出来るだろう。。。

更にお金云々ではなく、「地方でわざわざ買って帰らなくてもネットで買えるし、アシスタントも そんなに菓子を食べたいわけじゃないだろ、、、」と高を括っていた。

ある時、長年世話になってるマネージャーの度会さんに、帰りの空港で無理矢理「アシスタントさんに土産を買って帰りなさい!」と強制されたのが始まりだ。

土産を持って帰った当時のアシスタントは、天変地異が起きた顔をしていた、、、。「体調でも,悪いのかな?津野さん死ぬのかな、、、と思いました、、、」と言われたのを覚えている。

その日からは毎回帰りの空港では土産を買っている。ただご当地の名産を買うのが、普通すぎてどうも納得いかず、毎回チーズケーキを買っている。なぜチーズケーキかというと、チーズケーキ🧀は世界の人全員が好きだと思っているからだ。これは間違っていない。

兎にも角にも、なんでもない日に突然、お土産を持ってこれる人間になりたいので、塩田くんを参考にこれからも粋な人間を演じていきたいと思ったエピソードだ。

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