カメラマンコーキは人から応援してもらうには、後輩力が大事だと言った。何歳になっても後輩力を表に出し、可愛がられる。それは、相手が年下でも同じ事。皆様は果たして全力で,後輩力を出せているだろうか。。。
後輩力とは名の如く、どこの部活にも1人はいたであろう、「元気が良く使い勝手の良い人間だ。」皆から、ちょっかいを出されうまく立ち回る豊臣秀吉のような人間。
変に大人ぶって透かしてるやつの5倍、人を惹きつける稀有なポテンシャルのやつ。。。こういうやつは、結局一生困らずに生きていけると思うのである。
世間で「1番下なんだから貴方がこの任務をやるべきだ!!」と言われるような雑用をサッサと自分から回収し済ませて行く。そして、いつも笑顔、元気。貴方が、分かりやすく そうなれない性格だとしても、「心に秘めた気持ちは後輩力高め!」でも十分通用する。

世間はそこそこ優しい。「なんだこいつ!気が利かねーな」と思っていても直接文句を言ってこない。
「上の人が、この仕事誰でもやれるけど、私がやるべき事なのかなぁ、、、」と思っていても大抵の人は優しいから口にしない。そして、小さな不満を心に秘めながら、着々と心が離れていく、、、というのが世間の断りだ。
津野はここ最近、事務所で汚れた洗い物や、ファンデーションのついた服のラックを 誰も自主的に持って帰らない事を目にしていた。そこで、3月4月は自分で持って帰って、家で洗濯した。正直な話、「誰もやりたくないだろうから俺がやるか、、、」と、しか思っていなかった。
人によっては自主性のないアシスタントを怒る人もいるだろう。津野も「こんなのお前らの仕事だろ!!言われずともやれよ💢」と言っていた時期もあった。しかし、前田健太氏の「期待しても良い事はないから、淡々と自分でやるべき事をやった方が心の安全は保たれる」という理論を思い出し、洗っていた。
つい2日前もパーカの汚れが気になり「自分で洗ってくる」と持ち帰ろうとした時に、ミクが「私達で洗います。」と言ってくれた、、、。その時に初めて、「洗ってくれるなら助かるなぁ」と思い、そのまま残して帰った。彼女が口にしなかったら、間違いなく持ち帰って、自分で洗って翌日持ってきただろう。
津野は車通勤。積んで洗ってまた積むだけなんで、電車通いの子達に比べて手荷物が少ない。「手荷物増やすのも可哀想だなぁ、、、」とは思っていたので、じゃあ俺がやるか、と短絡的に考えて洗っていたが、救いの手がスッと入って、「洗う」というストレスが無くなったことは間違いない。コレが後輩力だ

ゴミに関しても同じで、ゴミが事務所に溜まっている風景を見るのが嫌いなので、アシスタントに「俺の車に積んでくれ」と言った。流石に「ゴミを師匠に持ち帰られせる」という行為事態が、人としてダメだと思ったのか積んではくれなかったが、正直こちらからしたらゴミも洗濯物も同じ。皆がやらないなら俺がやるか、、、というスタンスだ。
【自分たちが使っている事務所を綺麗に保つ】という方法は全員が小学校時代から教わっている。いわゆる掃除の時間だ。サボっていたやつも居ただろうが、基本的には掃除はしていただろう。
津野は6歳から叩き込まれたその教えも、40歳になるまで「面倒だからやんねー」と思っていた。しかし、ここ5年で意識が変わった。
家族で住んでいた時、ゴミ担当に自分からなった事がキッカケだ。自分がやらないと、部屋にゴミが溜まって行く状態が しんどくなって、それが会社にも転用された感じである。
身の回りを綺麗にする感覚を獲得するのに35年かかった。「そりゃ20歳のアシスタントには、その感覚はないだろうな、、、」と思うのだ。
若いと自己犠牲に時間をかけるよりも、彼氏、エンタメ、読書、ドラマ鑑賞、飲み会に時間を使いたい。年寄りの5倍周りに誘惑があり、時間が必要だからだ。その貴重な30分を失うくらいなら、後輩に押し付け、自分は好きな事をやるに振り切るやつばかり。かくゆう津野もそっち側だった。
しかし、そういう生活のなかでも、後輩力高めの人に救われて、自分は時間を作ってもらっていた事に、今更気付く。近くでいうと、後輩スタイリストの久がそう。彼を思い出すとココ15年何かにつけて「僕やります。僕やります。」だった。
もう互いに独立し、各個人のスタイリストになり久もおじさんだが、事務所に車をつけると走ってきて荷物を下ろしてくれるし、「キャンプやるぞ!」と企画すると全ての手配を請け負う。衣装探しに困ってる旨を話すと、自分のブレーン(独自のアイデア)を紹介し危機を脱出させてくれる。こういう「後輩力があるやつは、一生大事にしてあげないとな、、、」と思うのである、、、
仕事をする上で大事なことは、応援者を増やす事。コレに尽きる。そこにアプローチする最大の武器は後輩力である。
「この人だったら助けてあげよう!」と思える後輩力高めの人を目指し、自己犠牲に励んでいると ある時 思わぬ救いの手がスッと入る事がある。その経験を体験して欲しいな、、、と思うのである。

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