夏休み、冬休み、春休みを使ってインターンに来る学生は多い。今年も夏休みを利用して続々と上京してくる。
昨日、インターンにきた女性は、「このまま1か月研修したい」と言って来た。余程のインパクトがあったに違いない。大きな影響を与えられたことは、弊社にとっても功績。彼女にとって良い思い出を作れた事は、素直に嬉しいと思う。
「インターンは現場に行かせない。下準備(荷物持ち、アイロン、返却)だけ」というスタイリストがほとんどな中、弊社はドンドン現場に来てもらうので、憧れの業界を目の当たりに出来る。よって、イベント感覚で時間を過ごすため、楽しいに決まっている。
何故現場を体験させるかに関しては、単純に喜ばせたいからだ。インターン生もお客様(タレント、マネージャー)と同じ扱いで、「今日1日を最高の思い出にして欲しい!!」という想いがある。よって、ウチが見せれるところは惜しみなく見せる。
その分 弊社にとってはリスクでしかない。正直インターンがいなくても仕事は回るし、なんなら居ない方が、指示する手間もないので仕事は早くなる。その上に、現場も空間を広く保てる。
それでも「目の前の人を喜ばせる」が会社の理念なので、現場同行を貫いている。簡単にいうと、どのスタイリストよりも、「甘く優しい」という事を分かって欲しい。
更に、雑用は全てアシスタント。リース、返却には同行するが責任はなく、各現場を津野やアシスタントと助手席に乗って回る。まさに、10年後に経験するであろう師匠の立ち位置である。
責任がなく、憧れの世界の楽しい部分だけを見る生活なんて、1か月やっても1年やっても楽しいものだ。ただ、楽しいはあるが喜びはないのだが、、、。

ただ、それで良い。我々現役は、後輩に憧れさせる事が仕事であって、この仕事の辛さを先に与えたところで、参入障壁が上がるだけである。
スタイリスト業はネットを開けば、事あるごとに辛い、寝れない、安いばかりだ。真実かもしれないが、間口は広い方が絶対にいい。よって、過去ネガティブキャンペーンをし続けた先輩達の逆をやって行こう。
本当の辛さや地味さは、入社してから知ることになる。動きが悪くて怒られ、気がつかなくて怒られ、仕事が遅くて怒られる。クオリティは低いのに時間だけ沢山かかって自分にウンザリする。LINEは毎日1000件鳴り響き、寝る直前まで返信をするが、残業代は出ない、、、そういう生活に突入する。
しかしその現実は、先に知ったところで全く響かず、体験しながら上手く付き合って行けば良い。
中には、「先に辛さを分かった方が良い」という意見もあるが、それは本当に正しい事なのだろうか。津野は過去バイトでも、会社勤めでも、アシスタント期間でも、どの仕事でも辛さはあった。そんなの当たり前である。ただ楽しい仕事なんてものはない。
そして、辛さというのは体験しないと一切分からない。
過去10回インターンに来た人が、本アシスタントになって1週間で辞めた事もある。お客様と直属の部下では何もかも違う。
結果として、期間限定の来客には【憧れ】だけを届ければ、お役御免だと思うのだ。
人が心から突き動かされる衝動は「憧れ」である。憧れの強さが強いほど、辛さは気にならなくなる。なので、強烈な憧れだけを植え付け、アシスタントをやってみてから苦労すれば良い。

独立した由実に、独立までやってみて、「1番嬉しかった事は何?」と聞いたら「ぶっきらぼうな俳優から缶コーヒーを奢って貰った事」だと言った。
津野もアシスタント期間で嬉しかった思い出は、1.5年アシスタントをやった頃に、大沢たかおさんから、下の名前で呼ばれた事」だった。
学生は【派手なイベントで、名のある有名人と一緒にツアーを回ってハイタッチする。】みたいな大きな夢を思い描くだろうが、嬉しかった事というのは、以外に細やかな出来事だったりするものなのだ。
ドーパミンのドバドバでる、パッション多目の出来事を夢見て、この世界に入ってくるのことは大事だが、それ以上に 毎日の地味な生活の中で、細やかな幸せを見つけて行く力の方が何倍も大事な力である。
「思った世界と違かった」は あったとて、日々小さな事にhappyを体験できたら、必ず独立まで漕ぎ着ける事はできるだろう。1%のhappyを見つけれるマインドを身につけて行こう!!
これから来る数人のインターン生にも楽しい思い出だけが残りますように✨

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