楽しているやつを応援するヤツなんていない。これは、ごもっともな意見である。アシスタントの雅は今1番寝ていない。朝早い現場担当が続いていることもあるが、それ以外にも大きいプロジェクトを担当している為に時間がない、、、。
正直頑張って貰うのは嬉しいが、ウチで独立まで漕ぎ着けるアシスタントは頑張り過ぎる部分がある。それによって遅刻・事故が怖い。よって、「寝て欲しい!」と心から願っている。
明日はゆっくりだったので、20時に「早く帰れ」と伝えた。そしたら、「津野さんが地方ロケに行く前に確認頂きたい件が数件あるので、帰れません。明日にはチェックして貰わないと、、、」と言われた。
流石にこれを聞いて先に帰れるほど、津野は鬼ではない👹。正直津野がやれば、2倍早く終わる仕事は山の様にある。例えばコーディネートなんて津野が、ザッと組めば20分で終わる事も、「アシスタントに組ませてダメ出しをしながら訂正する」とすれば手間は増える。
ただ、津野が早いからと自分でやっていては、津野の時間は削られる。更にアシスタントは育たないので、会社にとっては、二重に悪い事。よって、極力組ませてからチェックを行うが、流石に眠たそうに日々頑張る姿を見ると、ココは津野がやるしかないとなるわけだ。
結果として、二案件分、ざっと組んで終わらせた。余程のことがない限り、会社としての利益を優先にするが、スタッフが倒れてしまったら本末転倒。それはさせない様にしている。
ただ「協力してあげないと!手伝わないと!」と心から思えるのは、異常に頑張っている健気な姿を見た時である。
自分の身が滅びるというリスク、仕事の為に楽を捨てて、向かい合おうとする真摯な姿勢を見て初めて「手を貸してやりたくなる」のが人間だと思うのである。

つまり、自分に置き換えた時に、津野が沢山の人に応援して貰うためには、大きなリスクを冒して挑戦しなければならない。「自分は山の頂上に向かうんだ」「ゴールはアソコなんだ」という【無謀な挑戦】を晒して、皆に知って貰うこと。そして、そこに後退しながらも、泥臭く前に進む事こそが、他人に協力して貰える唯一の条件。
「自分は楽をして、うまく同情を買って応援して貰おう!」と考えるとOUTで、他人は一切貴方に手を貸さないだろう。
具体的には、1現場1現場に全力を注ぎ5分でも会えたら会いに行く。リースも行けるスケジュールが取れるなら全ていく。 そして、その1件1件で大きなインパクトを残す。「あの人は楽してない、全力過ぎるほど全力だ」となった時に他人は手を貸してくれる。
アシスタントも社員も同じである。「絶対身体壊すよね、あの人!!」と見えた時に、他人が手を差し伸べる。
つまり、「他人の力でなんとかしよう」と心の底から思っておらず、「自分でなんとかしてやる!」と覚悟が決まった者にだけ、他人からの支援が手に入ると覚えておこう。

世の中には「俺だって俺なりに頑張ってんすよ。」と半分拗(す)ねている人もいる。それをみて同情し、心から手伝おうと思う人はいるだろうか。いないだろう。。。
これは何故か、、、少しでも後ろを向いているからだ。少しでも後ろを向いた時点で 他人からの支援は頂けないと思って間違いない。
「この人の周りにはいつも人が集まる。」と言われる人は、自分よりも他人を守る人であって、自分を守る人に、人は集まらない。
文頭に出したアシスタントは、自分の睡眠時間よりも会社を回すことに意識が向いているから、他スタッフが助ける。この原理原則を理解した上で、自分の目指す場所に熱中すると、いつの間にか他人から担がれる素晴らしき人生になる。
他人に期待せず、自らの意思を表に表明して そこに一片の狂いもなく突き進めば、必ず賛同者は自然と現れる。
楽してるやつを応援する者はいない。

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