「IMMEZ」をコンサルしてもらった。
弱冠29歳マーケッターの小澤君は、snidelのマッシュでキャリアをスタートさせ、.oneに引き抜かれた。
anuans、THE TOÉ 、JOSE MOONを成功させた立役者だった。
5億の資金を調達して、売上30億にするような化け物だ。
どうしたら、そんな事が出来るのか、、、
stylistをやってきた自分としては、マーケティングからは縁遠い。商品の広告は、タレントを通して毎日のようにやっているが、マーケはズブのど素人。
彼から発せられるアイデアの数々には 度肝を抜かれた、、、。まずは，売り出したい１つの商品を絞る事、それを普及させるための方法。普及し始めた頃に行う方法。 津野では思い付かないアイデアがボンボンでてくる。
では何故、こんなアイデアマンになれたのか、、、
それは彼が「服を売る為のオタクだったから」の一言に尽きる。オタクは強い。
彼は「他の事は何も出来ないが 服を売る為の勉強に全ての時間を投下している。」と言っていた。没頭型マーケッターだ。
没頭力が人の才能を左右する事は理解しているが、集中の仕方が普通ではない。
今 日本のアパレル業界で「何が行われていて」「何をするべきか」を起きている時間ずっと考えている。全然時間が足りないようだ。
高価格帯のシャツを売りたいと思ったら、丸の内のカフェで、1日中OLのシャツを観察し、リサーチするような人だ。
とんでもない量の売上DATAを頭に入れ、今「どこのブランド」の「どんな商品」が1番売れているかを、PCに簡潔に資料化していた。
そこには、商品に集まったいいね数、インスタの保存数までも克明に記されていた。
この作業を毎日行いリサーチし、「売れる商品の共通点」や、「どうして売れたのか」を分析している。
この作業を毎日毎日やることによって、アイテムをみるだけで「売れる」「売れない」がわかるようになってきたという。
この特殊能力を1時間ヒアリングしてみて、IMMEZに参入して貰いたいと心から思った。
しかし今はまだ早い。今日教えられた事を忠実に実行してから、報告書をあげ.我々の事を好きになって貰ってから声をかけよう！！
年下ではあるが、まずは従順な生徒でなければ好きになって貰えない。まずは言われた事の実行に舵を切る。
その結果をしっかり報告してから、次のステップへと話を進めて行きたい。
アパレル系で彼に会った人は「なんて才能に溢れた人だ」と思う事だろう。デザイナーの千葉さんでさえ、同業者にここまでの人はいないと絶賛したほどだ。
10年後には手の届かないところまで、登っている気がする。USJを再建した森岡さんのような衝撃だった。
今すぐフリーランスになれば、年間◯億円稼げるだろう。でも、彼はまだまだ会社員として勉強したいといっていた。
お金ではなく、企業ならではのチーム力に魅せられているのかもしれない。
彼の才能は、「膨大な量の時間投下」により作られたものだ。誰よりも長く服の事を考え、会社の経費を使ってたくさん試行し、圧倒的な利益を会社に戻す。
「こんな大それた事言ってますけど、めちゃくちゃ失敗してますから」と言っていたが、
失敗と成功を分けていない。失敗の奥に成功があると確信していた。
14歳も年下だが、マーケティングをどんなに津野が頑張っても、服を売るアイデアに関しては、彼には到達出来ない事を知った。
好きの度合いが違いすぎる。
だが、こういうプロフェッショナルをチームに引き入れて、強靭なチームを作った時の景色をみたいと思った。
明日も朝からデザイナーと打ち合わせをしようと思う。
「早く行きたければ1人で行け，遠くへ行きたければ皆んなで行け！」とよく言われる。
遠くへ行く事の方が楽しそうなので、愉快な仲間を増やしていきたい。
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