「スタイリストで津野さんより熱量の高い人いますか?」と言われた事がある。考えた事もなかった。スタイリストも様々で発信はしたくないけど、熱量の高い人は一定数いる。
出たがりにおいて、熱量は発信の数に比例すると思う。【スタイリストで日本で1番発信した人】を目指している時点で津野は出たがりであり、熱量が高い。
熱量が高い事は世間的に素晴らしい事。しかし、スタッフを沢山抱える身としては悪い事もある。自分程、熱量高く仕事に向き合う人が世の中に少ないからだ。やる気のない同業の姿を間近で見ると、「なんで!!!」となる。それは、身内スタッフにとっては辛い事なのかもしれない。だから、沢山の人が辞めていく。ついて行くメリットよりも、デメリットが多いからである。
逆に、社に残って独立して行く人間の多くは熱量が高い。主体性をもって仕事をしており、何も言わなくてもプロジェクトを自分で進める。
ただ、入社人数に比べて、独立組の人数が圧倒的に少ない事からも、主体的に進めれる人材は限りなく少ない事に気付く。独立組の中にも、最低限のことしかやらない人もいた。

どの会社においても、熱量が低い人がトップになる事は無い。よって、身内スタッフと熱量が合わない事から「経営者は孤独」と言われる。。。ではガミガミ指導すれば良いのか、、、それも離職を招くだけである。
この謎を解くために、冷静に自分の過去を振り返ってみる。津野は高校時代まで勉強は出来たけど、勉強が好きではなかった。親は小学校時代ほぼ100点を取ってくる息子に、期待をする様になる。そしていつしか、「勉強しなさい」と言われる日が多くなった。
しかし、人は指示されればされるだけやる気をなくすものだ。自分の内側から来る動機で、受験勉強を始めない息子を見て、親は説教を続ける。しかし、その言葉は津野の身体をすり抜けて、そのまま下水道に流れていく日々を過ごした。
逆に、好きにやりなさいと言われても、勉強に勤しむことはなかっただろう。結局 中学3年の時に 「街1番の進学校の景色でも見てみようかな、、、」と閃いた事をキッカケに勉強に火がついた。つまり、人は他人からの助言は聞かないものだ。よって、熱量は他人から与えられるものではなく、自分の内側から湧き上がるもの。気持ちが内側から湧かないと、体は動かない事に気付いた。
この本質に気付いた時、スタイリストになりたくてくるアシスタントにも、助言は無用だと気付くのだ。口煩く言えば辞めていく。だから、上は彼等のやる気が満ちるのを待つしかない。。。
しかし、待っても待ってもやる気の出ない馬鹿タレには、どこかで1回喝を入れないといけない気はしている。どうせ無駄に終わるのだろうが、チームで仕事を回す際に、サボり倒す人が1人いると和が乱れるからだ。
一度喝を入れても上がってこない様ならもう、放っとくしかない。。。他人のことは、津野には変えられない。。。

津野が担当する⚾️前田健太選手、👓眼鏡オンデーズの田中社長は、スタッフに一切期待しないと割り切っている。やらなかったら自分がやれば良いと思っている。田中社長は👓店舗を回る時も、「サボってんだろうな、、、」と思って回るという、すると、意外に真面目に働いていて驚くという話をされていた。期待ゼロだと、加点方式で幸せが貯まるから最高だと語っていた。
結局、期待するという事は、他人に依存するということ。弱い人間がやる事だと判断しているようだ。
理に叶いすぎて脱帽である。。。
人は基本サボるという本質を本気で受け止め、「真面目にやってくれたら、幸福感を感じる。」そう思えた時に、身内スタッフに対する対コミュニケーションは大きく変わるんだろうな、、、思うのである。
結論、他人の熱量をあげるには、期待を手放して、気持ちが上がってくるのを待つしか無い、、、というなんとも無常な話である。

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