初めましての若手グループの撮影をした。飛ぶ鳥を落とす勢いの事務所の、将来有望な方々である。
事の発端は、2024年8月。Aさんに「御社と一緒に仕事をしたい」と話を持ちかけたことに由来する。
話をしたAさんは、以前レギュラーでお世話になっていた雑誌社の編集長。
いつしか、芸能事務所の広報に転職されていた。
互いに数年連絡は取っていなかったが、久しぶりに連絡を入れた感じだ。
Aさんからは、「若手なら仕事を振れるかもしれないが、若手だからギャラが安いんです。いいですか?」と言われていた。ギャラなんて、繋がりに比べればクソみたいなもんだ。
取りに行かないといけないのは報酬ではなく、繋がりと実績それがビジネスにおける全てなので、2つ返事で🆗。
半年まっていたら、連絡をくれた。

久しぶりに会って、『役職がマネージャーでもないのに、よくお仕事ふれたね、、、有難うね。』と言ったら、
「今回は仕事が決まってから、撮影まで時間が無かったので、津野さんなら何とかなる」と思い立ったと言った。
津野のイメージは雑誌社にいた時から、「どんなに時間が無くても必ず集めてくる人」だったらしい。
編集長時代、津野の知らない所で部下に「なんか困ったら津野さんに連絡して、上手くやってくれるから」と言ってくれていた様だ。
そんな事も知らずに、当時は「やたら知らない編集者から連絡来るなぁ」と訝(いぶか)しげに思っていた事を覚えている。
「必ず何とかしてくれる」のイメージを作り上げるのは容易ではない。毎週、毎月のように呼ばれる撮影で、必ず期待を超えないといけない。何はともあれ、有難い話しである。

更に
まだ事務所が小さい為、1人で何でもやらないといけない状態にあるという。よって、広報だけでなく、スタッフのキャスティングも担当する事がある様だ。
マネージャー部門も、所属タレントに対するスタッフの数が少ない。1人2役3役やらないと仕事を回せなそうだ。。。
逆にその状態が今回は、功を成したと思えば、声かけするタイミングは良かったのだろう。
撮影は問題なく終わり、マネージャーさんとも仲良くなれた。次回また何かでご一緒出来たら嬉しい。
今回の件でスタイリストの後輩達に伝える事は、2つである。
●良いイメージを植え付けろ
●動け
スタイリストとしての色みたいなものは、取引先が勝手に決める。
・この人はこういうスタイリングを組む
これは、好きな様にコーディネートを組んでれば、それで良い。
しかし、「どんな状態(時間なし、予算なし)でも必ず良い仕上がりにまとめてくれる」というイメージ(信頼)はド根性で作り上げねばならん。
ココには全勢力を投じて、日々を送って頂きたい。
期限を意地でも守る根性である。
次に動け!!信用さえ、あればそれが仕事に変わる。後は動いて仕事を作るのだ。仕事が貰えなくても しつこく動く。そのしつこさが大事。
今回は、また新しい人達とお仕事できたことに感謝申し上げる。1人のお客様の奥には、300人のお客様が待っている。そこにアプローチするには、まず1人から。目の前の1人を喜ばせて行こう。

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