このチームハマってないなぁ、、と思う時

プロフィール

過去に数々のカメラマン、ヘアメイク、編集と仕事をしてきた。津野は他ジャンルの仕事のアレコレには、口出ししないと決めている。アルフレッド=アドラーの心理学が好きで、他人の課題には入らない事が人間関係を円滑に進める為の条件だからである。。

当然 写真の画角、構図の意見はしない。津野は洋服担当,撮影は丸々カメラマンと編集の技量にお任せする。結果として仕上がりの写真、作品が納得いくものでなかったとしても、文句を言うことはない。

スタイリストの中には、撮影中にあれやこれや意見を入れて掻き回すタイプもいるが、撮影したものを処分するのか採用するのかは編集と事務所次第。

結局編集、事務所は作りたい作品を追求するし、カメラマンは撮りたい構図出撮る。外部業社のスタイリストはどんなに仲良くても、入れる余地はない。。。非効率な意見を伝えるよりも、チームとしてやるべき事を優先する方が効率は良いのだ。と言う事で

津野は仕上がりより 当日のコミュニケーションの方を重要視する

各セクションのプロフェッショナルは、各々が人生を賭けて、技術力を高め合って今日の撮影に至っている。その奇跡に感謝し、無闇に意見を主張したり否定をするものではないと思っている。

過去には、津野がカメラマンやヘアメイクから注意を受けた事もそれなりにある。

あるカメラマンからは、「イヤリング1つまで貴方の仕事でしょ?しっかり意見を伝えなさい。」と言われた。

確かに間違ってはいないが、協調性を重んじる津野としては、「着用するタレント本人の意見も取り入れて気持ちよく仕事をしたいので、独断で決めるのは違うんだけどなぁ、、、」と思いながら「はい、すみません🙇」とぺこりした。

では、その先輩カメラマンに対して「どういう感情が残るか」と言われれば、「もう仕事はしたくないなぁ」である。理由は、監視されているようで面倒くさいからだ。その人はとてもとても有名で、Vogueなども撮られる方だったが、肩書きなんて正直どうでも良い、、、気持ちよくない人とは仕事をはしたくないものである。

1人のスタッフとして俯瞰で見た時に、違和感を感じるチームがある。津野としては何の害もないのだが、何処かと何処かのピースがハマらないと言うかなんというか、、、。

それは時に編集×カメラマンだったり、マネージャー×スタイリストだったり、タレント×カメラマンだったりするのだが、両者間は とてもやり辛そう、、、その空気感がヒシヒシと伝わってくる。

先日の撮影は、編集×カメラマンの相性が合わなかった。

編集は「もっと寄りも撮って下さい。」と何度も伝えていたが、今回のカメラマンは やけに引きが多かった、、。スタイリストとしては、引きは服が見える点で嬉しいが、ファンは顔を見たいわけで、寄りの方が圧倒的に求められているし、Powerがある。

その後も縦で撮っていると、編集がすかさず「横位置も下さい。」とお願いする。側から見てて、明らかにハマってない感じだった。。。

津野の歴史の中では、良いカメラマンというのは,頭の中でページ構成を組み立てながら、縦、横、寄り、引きを巧みに組み合わせ 時に編集に「このカットは、寄りも撮っといた方が良いよね」とか「横位置なくて良くない?」とか自分から言う。スタイリストには、入れない空気感である。

これが行使出来るのは、明らかにカメラマンとしての経験の数、撮影の数であり、沢山頭の中でページを構成し、構図を作った者が辿り着ける境地。

更に、頭でページを作りながら話術巧みに「今その瞬間の現場を盛り上げる」。コレが出来てこそ一流。

カメラさえあれば、誰にでもカメラマンは名乗れるが、「編集目線のページ構成」、そこに刺さる「構図とモデルのポーズの指示」そして、「賑やかし!!」この3つのスイッチを瞬時に切り替えながら、短時間で撮り切るカメラマンが素晴らしい。

編集はもっと撮ってほしいのに、「もう撮れたよ」なんていって、撮った写真を説明付きで見せるカメラマンは最高に格好いい。

コレを見てるとAIに代替されない職業の1つだな、、、と思ってしまう。

各セクションの人間が自分の役割をやり切り、撮影隊に一体感が生まれた時 素敵な撮影になる。

スタイリストの役目は、ロケーションにあった服装を用意し、それを一般の人が考え付かない組み合わせ、着せ方でモデルの個性を引き出す。

後の構図、構成はカメラマン、編集に任せ、ひたすら現場を空気よく仕上げる。それさえ出来れば御の字だ。

ただ、やるべき事はやっていても「このチームには、自分はハマっていないなぁ」なんて思うこともしばしば。当然そのうち外されるが、やれる事をやったらそれ以上は、お手上げである🤷

つい先日も、YouTubeカメラマンコーキに「〇〇さんの撮影は、これが最後になると思う」と告げた人もいるが、案の定言った通りの未来を迎えている。

リピートされる確率を1%でも上げれるように、技術とコミュニケーションは主体的に伸ばして行かなければならない。

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