Win-Winでいこーぜ

プロフィール

タレント本人が要望するクオリティには、予算が足らない事がある。制作に「お金が足らない」と伝えるが、それも限界がある。タレント本人にその事を伝えるが、妥協出来ない方もそれなりにいる。その場合、最悪は仕事を降りないといけない。

結果降りたとして、スタイリストが「決められた予算内で捻り出したコーディネート」や「リサーチにかかった思考時間」は、支払わない会社がある。衣装費が掛かって無ければ、準備にかかった時間対価は支払わないという事だ。

「これに関してはどう思うだろうか?」津野は「低予算でも、何とかしようと取り組んだその時間」は労働であり、支払うべき行為だと思う。

結果として、降りずにお仕事を受けた場合でも、「衣装費がかからない仕事だから、スタイリング料を下げてくれ」という会社もある。スタイリスト、ヘアメイク、カメラマンは紛れもなく技術者だ。

手持ちのメイク道具とカメラを使って【技術量でお金を頂くことは普通】なのに、スタイリストだけは衣装が無料だと、技術量をタダにされる事がある。困ったもんである。。。

例えば、スタイリストが新規で集めていない、「ありものの服でのコーディネート」だったとしても、上手く着せる事、綺麗に直す事、担当タレントさんの気分を上げる事は、慣れたスタイリスト以外には出来ない。

特に気分に関しては、撮影時の安心感さえも提供しているわけで、心のケアも含めてそのスタイリストにしか出来ない技術量だと思うのである。

上記のような日本のシステムに対して、海外のシステムは、ギャラに関する感覚の違いが大きい。海外企業のCMを担当したヘアメイクさんは、直前で仕事が丸々飛んだようだが、「何もやっていないのに丸々ギャラが入った」と語っていた。

海外企業からすると、「スケジュールを押さえた時点で支払うべき事。」という認識があるのだろう。結局その撮影は再撮影も行い。2倍の料金が入ったようだ。随分守られた制度だと思う。

海外に比べて我々 日本の下請け業社は守られていない。なんなら更に買い叩かれる事もある。

正直、下の立場から言わせて貰うと 発注者も下請けも気分良く「Win-Win」「三方良し」でいこーよ。と思ってしまう。

いつしか津野も発注者に成れる時がきたら、海外企業のような振る舞いをしたい。

Win-Winでない例として、ひとつ。

先日はお借りした衣装を「勝手に縫って、損傷させた。」という言いがかりを告げられ、提示された修理料金全額を支払った。弊社で縫った履歴は勿論無い。。。

我々は服を借りれなかったら、仕事を失うわけで 「払え」と言われたら、払うしかない。冤罪を主張はしたが、聞いてもらえなかった。

相手も貸して損傷して戻ってきたなら、言わないといけないのも分かる。逆の立場だったら津野も、同じ事をするだろう。しかし、「全額を負担して下さい」とは言わない。

信頼関係で仕事を行う我々にとって、片側だけが責任を負う事は正しいことなのだろうか、、、。「一割でも、自分が払えば気持ちは変わるのにな、、、」と思ってしまう。

自社の備品を壊しても同じ事。対 法人とはいえ他人のモノを壊すと同意である。だとしたら、支払う気持ちを見せる事。それが信頼に繋がる。

ちなみに、弊社のアシスタントは作品撮影として、事務所の服(お貸しやhttps://www.instagram.com/okashiya_rental_official?igsh=NHI2YTF6emFqdTk2&utm_source=qr)を無料で借りる代わりに、使用した会社の車のガソリンを満タン⛽️にして返す。

更に、個人の仕事の時は「お貸しや」の服の半額を支払う(お貸しやは卒業生は半額)

正直、毎年黒字の弊社にとっては、頂かなくても良い額だ。知らない人からみたら、「津野さんはケチ確定‼️」なのだろう。しかし、お金を払って買ったモノを 人は大事にする。身銭は血となり骨となる

そして大概の上司は、「払ってくれたなら、何かでお返ししようかな」と思うものだ。それが先日のYouTube動画のボーナスだったり、ご飯の奢りだったりする。

Win-Winでない例をもう一つ。

新人が家を探す時に、先輩から「事務所付近に住む方が良いよ」と進められても,離れたところに住む人がいる。

元々都内に住んでて、「引越し代が勿体ない」という理由なら納得できるが、「事務所付近はちょっと」と、、、「職場が近い居心地の悪さ」を理由に遠くに住む。

結果どうなるか、、、後輩が「終電ないですが、徹夜で作業します!!」と意気込んでも 先輩方は優しいので「それは悪いから」と終電で帰す。

結果、事務所付近に住む先輩自身が終電後に作業してあげる事になる。このケースはそのうち上下の関係が悪くなる原因になり得る。そもそもスタイリストアシスタントは、自宅でゆっくり出来る程 緩い仕事ではない。

当の本人は、無駄な通勤時間により「睡眠時間・自由時間」が削られパフォーマンスは悪くなる。会社はパフォーマンスを自ら悪くする 新人の交通費を負担する事になる。細かい金額の事を言っているのではない。気持ちの話をしている。

新人なんてまずは、時間を献上して会社や既存スタッフに貢献しないといけない。しかし、スタートからその機会を削いでいる。

AI時代の今、働く人に必要なのは【情熱とエネルギー】だ。熱量低く自分を守りながら生活し、人の気持ちが分からないものは、ドンドン消えていくだろう。

令和時代に尊厳のない「真逆の事」を言っているのは理解できる。しかし、この時代が心底嫌いな経営者、師匠と仕事をしている事を忘れてはならない。

そこに合わせてこそ、登り詰める人間になれるのは明らかだろう。誰もが背中を押してくれる人間を好きになるからだ。

どのみちスタイリストとして独立したら、威圧的な人であろうと、多種多様な人の気分に合わせ、気分良くさせないといけない。それが下請けの宿命だ。その練習を早目にやるか,独立してから失敗するかの二択なのだ。だったら先にやっと良いたほうが賢い🧐

仕事が出来る=相手の気持ちが読める人だ。

必ず先に周りの人の取り分を考えてから、その後に自分の取り分を決めるようにしよう。間違っても配分を間違えて自分本位な行動を取ってはいけない。

Win-Winでいこーぜ‼️

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