僅(わず)かな光を見逃すな

プロフィール

その昔、モデルの有末麻祐子さんを、石垣島のファッション系WEB雑誌のロケで担当した時、津野の事を大変気に入ってくれた。

稀に沢山のタレント仲間のハブ(紹介役)になってくれる人物がいるが、まさに有末さんはそういう方で、当時は堀田茜さん、筧美和子さんを紹介してくれた。

既に売れていたタレント本人から直接LINEで「麻祐子ちゃんからご紹介を受けました。今度スタイリングしてくれませんか?」と依頼が来ると、めちゃくちゃ堅い‼️直ぐにマネージャーを紹介してもらって実際の仕事がくる。

今回も、いつも担当している女優さんの紹介で、親友の女優を紹介して貰った。ただの知り合いではない、親友と来たら手を抜けるわけもなく、真剣に取り組んだ。

結果、今までにないスタイリングだったようで、「新鮮!新鮮!」と喜んでくれた。【新鮮】が果たして良いスタイリングだったのか、そうでなかったのかは聞けないが、空気感は良かった。

彼女は子供の頃から女優業を営む方で、若いながらも芸歴は長い。その女優期間のほとんどを1人のスタイリストで凌いで来たらしい。

新しい人で挑戦するのが苦手なのか、同じ人の方が安心するのかは分からないが、ここ10年くらいの歴史の中で、今回しか彼女のスタイリングを担当する機会は無かったという事になる。

津野には10年以上担当している俳優さんがいる。その方を「津野以外のスタイリストが事務所指名で担当する事はなかった、、、」これを聞くと 少しゾッとしないだろうか。。。新規スタイリストが入る余地が無かったと言うことだ。

コレを受けて我々がやるべきは何だろうか。それは、「一球入魂」しないこと。

具体的には、放射線状にこれでもかと言うくらい球を投げないと、当たらないという事だ、、、。1人に固執する事がどれだけ危険か思い知る。

先日、香港でインスタフォロワー4万人弱のヘアメイクさんに質問した。

「4万人に近くフォロワーいたら沢山のアシスタント希望者が来るでしょ?」と。

彼は、言った「沢山来ますよ。ただ今就いてる子がいるので 現時点では新人はいらないんですよね。」と言っていた。そのアシスタントはもう5年である。つまり、彼のアシスタントになりたい人は5年間DMを送り続けても、泡を掴むようなもの。

人にはタイミングというものがある。新人募集の僅かな隙間にスッと入らないと、数年 門は開かない事もある。なのに、これからスタイリスト、ヘアメイクになろうとする子は、第1希望の師匠を曲げなかったりする。。。それがどれだけ危険な行為か、、、お分かりになるだろうか。

固執もこだわり過ぎると自分の人生を棒に振る事を知るべきだ。

これから新規の仕事を取ろうとするスタイリスト、アシスタントになろうと思うスタイリスト志望者は、同様に固執するべきではない。

固執せず、僅かな【希望の光】が指すタイミングを逃さぬよう。事前に沢山の種を蒔いておく。それが成約タイミングを逃さない唯一の方法である。

ちなみに津野が芸能プロダクション エバーグリーンに営業をかけて、実際に仕事が来たのは1年後である。

目指すべきポジションが空く時は必ずくる。そこに1番〜2番に滑り込めるように、自己アピールをかましておく。つまり、先方の「困り事の手助け」を目的とした【何かしらのアピール】を残しておく事だ。

具体的には、ブックを見せに行くのか、定期的にメール送っておくのか、お手紙で説得するのか、、、それは自身の自由。何かフックになるものを必ず残しておく事をオススメする。

ちなみに、相手の困り事をキャッチしてリサーチする事を【営業】という。ほとんどの人は押し売りを営業だと思っているが、大間違いだ。営業🟰リサーチだ。

・先方が何に困っているか

・最近はどういうスタイルが好みか

・年齢や気分とともに、着る服がどう変化しているか

それをリサーチする事🟰営業という。津野はどの現場にも数分顔を出して、衣装フィッティングに間に合わせようと努力するが、それはリサーチをしたいから。この行為をざっくり【営業】と言っている。世の全てのビジネスは、困り事の解決である。

困り事をたくさん解決した人がお金持ちになる。

どれだけ困り事を先読みして、先方と共に解決出来るかが、【売れっ子】と【窓際族】を分ける。相手の心を読むのだ。そして1歩目を誰よりも先に出す。それを繰り返し繰り返しやる事で、稲妻の輝く瞬間をキャッチ出来るようになる。

僅かな希望の光を見逃すな。1歩目を今出そう!!

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