仕事は、公務員でない限り【商品】を売る作業だ。スタイリストで言えば、技術量込みでコーディネートを売る。ヘアメイクは、首から上の美しさを売る。カメラマンは、洗練された構図で企画に合う空気の写真を売る。
では、商品を買う時に 人は何を思って買うのだろうか。。。それは、商品そのものが欲しいというよりは、場を【手に入れた時の未来】が欲しいのではないだろうか。
車を買う時は、車自体がほしいというよりも、車に乗った時の出来事や便利さを想像して買う。アイスを買う時は、アイスを食べた時の甘くて幸せな感情を買っている。
つまり、商品は手段であり、商品を買う事で得られる【幸せ】や、【なりたい自分】を想定して買う。
これをスタイリストに置き換える。我々スタイリストの商品を買う人は、コーディネートそのものを買うわけではなく、その服を着た時に得られる【高揚感】や、そこで繰り広げられるスタイリストとの【楽しい会話】や、最適な服に辿り着く為の【相談料】を買っている。
つまり、
「ただ素敵な服を持っていけば最高‼️」という訳ではない事が理解出来るだろうか。つまり、センスだけで片付けられない部分も含めて買っている。
お客様にとって、センス良い服をもっていくことは、当たり前(スタートLINE)。そこに付け足して、現場の空気の良さや、スタイリストの経験から来るアドバイスを含めて【商品】として買う。よって、
プロのスタイリストは①服②コンサル(相談)③空気感この三つを同様に兼ね備えていなければならない。

では、アシスタント期間でしか、勉強出来ない部分は何処か。。。それは①服と②コンサル。
服は学生からでも勉強は出来るが、勉強出来たとしても2割だろう。
例えば、現役学生の貴方に問う。
「50歳の男性が好む服のコーディネートを自信持って作れますか?」
「38歳のクール系の女性に最適なコーディネートを組めますか?」
答えは、ほぼNOだと思う。自分の年齢未満の服しか見て来ていない皆さんには、ハードルが高すぎる。現にアシスタント半年の子ですら、ひっちゃかめっちゃかのコーディネートを作る。なので、ココに関しては、アシスタントになってから学ぶ事が多い。
そしてコンサル(相談)は、アシスタント1年は経過しないと、お客様に対してマトモな返しは出来ないと思う。
現場毎に瞬間的にコーディネートを変えたり、共演者のバランスを考えたり、過去の実績から似た様な企画の時のコーディネートを提示したり、経験と歴史がないと返せない事が多い。
コンサル業自体は、若者の間で流行りの職業だが、例えば、入社1年目コンサルタントに、20年勤めた貴方の会社のコンサルを任せたく無いように、スタイリングに関する相談も、一朝一夕の新人ではどうしようもない問題ばかりだ。経験が必要となる。

となると、③場の空気の作り方が学生期間にやれる唯一のスキル。クラス内のどのグループとも調和が取れ、どのコミュニティからも好かれ、どの部活に所属しても必要とされる人材。その人間像を作り上げる事に精を出そう。
ココだけでも磨きあげれれば、社会人1年目からほとんどの時間を【経験の積み重ね】に当てれる。
コミュ力🆙の為、沢山の人と話して、悩んで、自分なりに解決して 卒業を迎えて欲しいものである。
改めて今日のテーマを伝える。
人は商品を買いに来ている訳ではない、その先にある【幸せになれる未来】を買っている。その事を忘れず、「コーディネートさえ良ければ良い、、」という考えを一切捨て、常に笑顔で現場の空気を作れる人になっていこう!!

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