深く自己開示して、雑談の基準を作れ

プロフィール

よく「何人のタレントさんを担当しているのですか?」と聞かれる。昔は「30人です。」と答えていた。しかし、デビューした2010年2月から現在に至るまで、毎月“初めましてのタレント”と仕事をしているので、途中から数える事が不可能になり、最近は「50人です」と答えるようにしている。この質問に関しては恐らく、

「レギュラーでスタイリングをするタレントの数」を聞いていると思うのだが、毎月新規は増えるが、その分 津野から離れて行く人もいる。更に、スタイリングをしたと思ったら次の依頼は1年後という人もいて 数は、よく分からないのだ。。。

例えば今月は、モナキさん(4名)、榎田一王くん、青山姫乃さん、こばやし元樹さん、上野棋士、山川棋士、曽根君 10名が新規だった。来月3日にも新規の方が入っている。

彼等の仕事が次いつ来るかも分からないし、既存のタレントも いつの間にか他のスタイリストが担当し出す事もあり、数は特定できない。。。契約がないため、自由な面もあれば、身が引き締まる想いもするのがスタイリスト業である。

この様に、初めましてを16年間繰り返して思うこと。それは、「リピートを取るには、1回の接触で何処まで深くなるかが鍵」という事だ。その為の方法として、津野は深い自己開示で、雑談の基準を作っている

具体的に最近でいうと眉毛!!

津野は先週末、恵比寿の眉毛サロンを5店舗飛び込みで入って、全て断られた。理由は他に予約客がいるから、、、。

正直、「眉毛サロンなんて、誰も行かねーよ。余裕で空いてるでしょ!?」と思って舐めていた。するとビックリ全然空いてない、、、🫢恵比寿だけでも眉毛サロン店が20店舗あった時点で気付くべきだが、その数の分だけ流行っているのだ、、、。

45年生きて、初めて思い付いた「眉毛整えて見よっかな、、、」の想いは呆気(あっけ)なく閉ざされてしまった。

その事を現場のメイクさんや女性に話すと、女性の多くは行った事があるから、経験談を話し出す。男性での眉毛サロン経験者は、1割未満という事で、その希少性をアピールできる。

そうやって初対面の人に対して、一般には自分から話さないプライベートな事を自分から話して引き込む。後はオーバーリアクションを取っていれば大体面白がってくれる

この様に、深目の自己開示によって初対面10分で相手を引き込み雑談の基準をこちらが作る。かなり深い所まで自ら話す事で、「そのLINEまで話し込んで良いんだ、、、」という安心感を与え、可能ならば相手にも深く話してもらう。そうやって雑談の基準を作り、相手の脳に強烈にインパクトを残す様に心がけている。

何故仲良くなる必要があるかに関して昨日、インターン生に話した内容を公開する。

貴方が“Vogueの編集者”で5ページの企画を持っていたとして、目の前に知っているスタイリストが10人いる。さて、貴方は「どの様な人に仕事を振るだろうか?」恐らく、1番話の通じる仲の良い人に振るのでは無いだろうか?

10人の中で、1番センスが良い人もいるだろう。「やりたいやりたい」とガンガンにアピールする元気なスタイリストもいるだろう。

しかし、貴方は仲の良い柔軟な人に仕事を振る。理由は、事前に組まれたコーデが気に入らなくても、撮影迄に集め直しをお願いして、一緒にハンドリングして行けば、互いが納得いく最高の作品になるからだ。

ココで「センスではなく、仲の良さ、話を聞いてくれる柔軟さが、スタイリストを選ぶ基準となるはず」である。

つまり、媒体担当者と仲良くなって、どんなに無理な注文でも聞いてあげる。そして、撮影が始まる1秒前まで走り回る人になれれば、仕事が沢山舞い込む事になるわけだ。

弊社はその心を毎日アシスタントに教えている。

これで「人と仲良くなる事の重要性」が理解できるだろうか?

短時間で強烈に深くなるために、まずは自分を開示して雑談の基準を作るのである。オープンマインドで生きて行こう。

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