この世には「稼げない仕事」と「稼げる仕事」が存在することをご存じだろうか。
大谷翔平、メッシはスポーツの中でも「稼げるスポーツ」を選んだ。しかし、フェンシング、ボーリングでは、なかなか稼げない。
2025年現在 一般職で言えば、コンサル業、半導体、AI関連は稼げるが、どの時代も一般企業の従業員だと稼げない。
スタイリスト業は個人事業者としては、稼げるジャンルに入る(2025年現在)が上限がある。おそらく年商1億が限界。
1億の壁を越えるスタイリストもいるが、日本のTOP3には確実に入る。
収入というものは、同じ努力をしたとしても、どのジャンルに身を置くかで大きく変わるものだ。
例えば、我がスタイリスト界でいうと、「東宝コスチューム」や「松竹衣装」に入って給料を頂きながら働くよりも、リスクを取って「スタイリスト」として独立し、コンスタントに仕事を得た方が稼げる。
上記のように働く前にしっかりリサーチし、業種を決め、キャリアを始める事も賢い方法なのである。

更に、追加情報として
貴方が選んだ仕事は 全盛期を迎えたか迎えてないかも知っておくと、よりクリアに業界が見えてくる。基本的には全盛期から30年経つと衰退が始まる。
1960年は鉄鋼業が全盛期。
1980年はテレビ全盛期。
ビック3(タモリ、ビートたけし、さんま)というスターがいて、ドリフがいて、その後にダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャンが追随する。
1990年は銀行が全盛期。
銀行、テレビは今現在衰退の位置に立たされており、厳しい戦いを強いられている。
銀行はITの進歩により 金融業以外でも、送金や融資が出来るようになり、
テレビはネットの進歩により、生命線である広告料が取れなくなった。
津野の20歳の頃は銀行、テレビ業界は花形でいけいけ!!入社試験を受けても1000人に1人しか受からなかった。
では【スタイリストの全盛期はいつだったか】と言われれば2000年頃だと推測する。スタイリスト野口強さんが、ドラマで木村拓哉さんに服を着せて その服が飛ぶように売れた時代である。
スタイリストが続々とタレント化し、雑誌のページをモデルとして飾っていたのが、この頃だった。アシスタント志願者も多数。津野はスタイリスト祐真さんを希望した際に60人待ちだった。

歴史の授業になるが、スタイリスト業の走りは スタイリスト北村道子さんや、西ゆり子さんが 出だした1975年あたり。その後、大久保篤志さんが1980年から活躍される。
テレビ放送のスタートが1953年。テレビ放送から20年以上遅れて、スタイリスト業がスタートした。
テレビ全盛期が1980年、スタイリスト全盛期がそこから20年遅れて2000年と、すると、スタイリスト業の衰退は2030年〜2040年と思われるが、それは神のみぞ知る。
2025年現在、ファッション誌とテレビ番組の仕事が急激に無くなった事を考えると、ジャンルによっては衰退が始まっているとも言える。
しかし、その中でも どのジャンルに身を置くかで収入は変わる。【ファッション誌以外のスタイリストは推し活に付随する】ので、水着や芸能のグラビア系雑誌、俳優、ミュージシャン、声優に就いていれば、まだまだ活躍出来る。
逆に、モードファッションでゴリゴリに行きたいなら、かなり狭き門になるので覚悟が必要だ。現在、第一線で活躍されている師匠に就く事がカギとなるだろう。
さぁ貴方は、「どのジャンルのスタイリストになる?」はたまた「業界の衰退を恐れて手を出さないか」どっちだろう。
今日はスタイリストが、ジャンルによっては稼げる仕事であるという事を説明した。このブログを教科書にして、これからのスタイリスト人生の設計図を描いてくれると有難い。
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